魂揺さぶる”THE日本エンターテイメント”!DRUM TAO座長 西 亜里沙さん

世界20カ国・400都市で観客動員数600万人を誇り、鍛え上げられた肉体と圧倒的な太鼓のパフォーマンスで世界を魅了するTHE 日本エンターテイメント「TAO」の超スペクタルの-ドラム絵巻-「DRUM ROCK THE 33 SAMURAI」が12月19日(金)~12月28日(日)、福岡市博多区のキャナルシティ劇場で開催されます。

出典:ファンファン福岡

「THE 33 SAMURAI」は、TAOの最新かつ史上最大級の舞台。DRUM TAOの座長を務める西亜里沙さんに見どころなどをお伺いしました。   Q)今回の舞台の見どころは? A)鍛え上げられ引き締まった肉体にデザイナーのコシノジュンコ氏の衣装をまとい、舞台上を所狭しと舞う男性アーティスト。我武者羅に日本のカッコ良さを世界に向けて発信していく、強く美しく誇り高きサムライ魂を感じてもらえればと思っています。   Q)西さんとTAOとの出会いを教えてください。 A)TAOと出会ったのは高校2年生のとき。当時はまだ和太鼓は本格的にやっておらず、音楽といえば吹奏楽部でトランペットをやっており、何となく音楽はずっと続けていきたいと漠然と思っていました。   正直和太鼓でチケット代をとるのは高いと思ったし、あまり興味もなかったけれど、実際に初めて観たとき、太鼓という打楽器なのに、フレーズが感じられたし、衣装や照明、舞台装飾などの魅せ方にびっくりしました。   Q)TAOの魅力にはまっていったんですね。 A)元々好きだったミュージカルに似ていると思ってどんどん好きになっていきました。その後、地元で細々と和太鼓の活動をしつつも、高価な楽器は揃えられず、タイヤなんかで練習していた頃、再度TAOがやってきて、共演の話をいただきました。それがきっかけで入団の話をもらい、周囲を説得して、当時決まっていた就職先も蹴ってTAOへ入団。高校の卒業式の3日後には拠点の久住にいました。 (余談:当時の町長が共演を観て、「これは和太鼓を揃えてあげなくては!」と、ようやく本格的に活動できるようになりました。)   Q)1日の練習量はどのくらいですか? A)久住の場合は午前5時半からランニング・筋トレ・素振り・打ち込み1時間…。作曲・制作等合わせると、本当に朝起きてから寝るまで、一日中が練習!ツアー中は、会場入り前の早朝、リハ時間、宿泊ホテル到着後の深夜…。   ほぼ毎日本番をこなしながら、いかに時間を区切って、拠点にいる際の基礎的な練習を継続できるかが難しいところですね、自分の体調と向き合いながら、(全国津々浦々廻る為)寒暖の差を調整しながら、体調維持を心がけつつ工夫して時間を少しでも確保するのも練習の一部です。

出典:ファンファン福岡

Q)世界を熱狂させるTAOの魅力は何でしょうか? A)一言でいうと「エンターテイメント性」。   落ち込んだとき、悲しいとき、モチベーションになるものが「エンターテイメント」。セリフのあるミュージカルや歌と違い、演奏を聴かせるだけでなく、舞台を観せて、観客を巻き込み参加してもらい、楽しませることができるのが最大の魅力です。   お客さんも一緒になってTAOを体感することで新たな感動が生まれ、心を揺さぶるのだと思います。それをまた体験しに、お客様が戻ってきてくれるのではないでしょうか。また、TAOのエンターテイメントの根本には和太鼓という日本の伝統があり、それを進化させ昇華したのがTAOの舞台。とにかく細部にわたってこだわりを大切にし、日々舞台を進化させている。それが人々に勇気や元気、パワーを与え、前向きな気持ちを奮い立たせることができるのだと思います。   TAOの舞台を心の支えにしてくれているという言葉をよく頂き、本当に嬉しい。 そして、(自分はもちろん舞台を観れないので)羨ましい!(笑)  [youtube id=”-ZzIVZ-24ss”] Q)西さんのポリシーは? A)舞台と同じように進化しつづけること。 TAOを必要としてくれる人がいる限り、舞台を進化させつづける為に、決して立ち止まらず、突き進んでいくこと。   過去、治安の不安定なイスラエルでの公演の際、現地主催者から「音楽や芸術は生きていく為に必要。紛争など色々な困難があるが、辛いことを乗り越える為にはエンターテイメントや芸術が本当に必要なんだ」と言われたことを思い出します。   2011年の東日本大震災の際、家も家族も何もかも失った失意の中、生きる希望をとTAOを求めてきたお客様。被災地でのチャリティー公演のお客様の反応。   TAOが求められる限り、決して立ち止まらないと決意しています。   Q)今後の夢を教えてください。 A)世界中にTAOの舞台を届けること。 これまで津々浦々ツアーを行っていて、初めてTAOを観るお客様であっても、終演のときには皆手を振って叫んでくれる。 彼らを見て思うことは、不満や怒りという感情は簡単には消えないが、TAOを観て少しでも忘れてくれたら。 興味や年齢など関係なく集まってもらえるのが、エンターテイメントの素晴らしさ。 それが世界中に広がっていけば、いつか争いもなくなるのではと思います。   Q)最後に、福岡の女性たちにメッセージをお願いします A)私を含め、女性アーティストも多数活躍しています。力強い男性を支える、日本女性の強くて優雅な美しい心を表現しています。女性が広く活躍できるこの時代、私たちの存在が、働く女性が強く輝いていく後押しになれば嬉しいです。今年の締め括りに、ぜひご来場ください。

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

ファンファン福岡(fanfunfukuoka)は、街ネタやグルメ、コラム、イベント等、地元福岡・博多・天神の情報が満載の街メディア。「福岡の、人が動き、人を動かし、街を動かす」メディアを目指しています。

目次