北九州市門司区のご当地グルメといえば「焼きカレー」とばかり思っていたのですが、違いました!なんと、「ちゃんらー」という名のちゃんぽんでもラーメンでもない、でもどちらの味も楽しめる美味がここ門司区にありました!
門司港レトロハイマートの門司港レトロ展望室で夜景を楽しんでいるとき、その店を見つけました。「ラーメン屋さんかな」と思って立ち寄ったその店は、「二代目清美食堂」。
何気なく店に入ったのですが、こちらはお笑いタレントで北九州市観光大使を務める芋洗坂係長のお母様が昭和30年頃に始めた食堂で、1998年に一度閉店したそうですが、なんと2014年に二代目としてオープンしたお店だったんです!
さて、気になる「ちゃんらー」ですが、こちらは戦後の貧しい時代に生まれたシンプルな麺料理。子どものお小遣いでも食べられるようにと、芋洗坂係長のお母様が考え出したメニューだそうです。スープは、いりこだしベースのあっさり味。やや細めのちゃんぽん麺ともやしとキャベツが入ったシンプルなもの。
このあっさり感、それでいて体の芯からあったまるような深い味わい。まさに「母の味」。普段は麺の汁を全部平らげることなどないのですが、スープだけの味わいもたまらなく美味しく、文字通り完食しました!
お店には、芋洗坂係長のお姉さまがいらっしゃいましたが、係長も時折来られるそうです。店内には、「清美食堂」が掲載された雑誌「モーニング」(漫画「クッキングパパ」に掲載)も置いてありました。この味わいを見逃さないなんて、さすがです。
メニューにはカレーもありましたが、こちらも昔ながらの家庭のカレーライスといった感じで、おいしそうでした!
門司港レトロなど門司は観光地としても見どころがたくさんありますが、「ちゃんらー」目当てでまた訪れたいと思います!
※情報は2015.1.5時点のものです