こんにちは、看護師・アロマセラピスト 緑です。 新年度がスタートし、異動など環境が変化された方も多いのでは。 いつのまにか緊張して、疲れがたまっていませんか? 今日は、ほっとひと息つける就寝前や、休日にためしていただきたい精油をご紹介します。 リラックスタイムにぜひ。
カモミール。 キク科のかわいらしい小さな花。大地のリンゴという意味のギリシャ語「カマイ・メロン」に由来しています。多年草のローマンカモミールと、一年草のジャーマンカモミールの2種類あります。
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種類で香りや効能も異なります。香りについては後ほど。 ローマンカモミール (学名Anthemis nobilis)緊張による頭痛・腹痛・胃炎をやわらげてくれます。鎮静作用があり、不安や緊張、怒りなどの感情を緩和します。ストレスから心を解放し、安定した精神状態へと導くので、忍耐強くなりたい時にもオススメ。 歯痛、耳の痛みなど、子どもが感じやすい症状にも効果があると言われてます。 ジャーマンカモミール (学名Matricaria chamomilla)精油は、綺麗な濃い青色をしています。
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「カモミール・ブルー」や「アズレンブルー」などと呼ばれています。 蒸留時に生成されたカマズレンという成分によるもので、強い抗炎症・抗アレルギー作用があります。(カマズレンはローマンカモミールにも含まれていますが、ジャーマンカモミールの方がはるかに含有量が多いです。) アトピーやアレルギー性皮膚炎などの、かゆみを和らげる効果もあります。皮膚の再生を促すので、スキンケアにもオススメです。化粧水の成分表示で、カミツレエキスとして書いてあったりします。 ジャーマンカモミールの学名Matricariaは、「母」や「子宮」を意味するラテン語に由来しています。月経痛緩和や、月経周期の調整にも役に立ちます。
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穏やかな苦味が、現実を味わい心を鎮めるそうです。…なんだか深い。。
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私は今までたった一度だけ、リンゴの香り!と感じたことがあります。ずいぶん前に、「風邪の引き始めっぽいけどマッサージを受けたい!」というお客さんがいらっしゃった時のこと。 体調をチェックして、試しにローマンカモミールを嗅いでもらったら「ほっとする香り」と。大好きだというスィートオレンジとブレンドして、あたたかい部屋で背部のアロマトリートメントを行いました。終了後、ブレンドオイルの入ったビーカーを片付けようと手にした瞬間…!ふわりと立ち上った香りが、リンゴのようだったのです。 これか~!と納得したのですが、後々考えると…スィートオレンジとのブレンドだったのに、リンゴ。。己の嗅覚を疑ったのでした。 ちなみに、ジャーマンカモミールは、薬っぽい香りと表現する人も多いです。私も賛成。この香りを、大好き!という方にはあまり出会ったことがないです。 アトピー性皮膚炎のお子さんは、香りチェックの際、わりと受け入れがいいように感じます。知り合いのお子さんは、お風呂上がりにジャーマンカモミール入りの手作り保湿クリームを、自分からママに差し出すそうです。 童話「ピーターラビット」で、遊びすぎて興奮し、お腹をこわしたピーターに、お母さんがお薬の変わりに飲ませたのが『カモミールティー』
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安眠効果もあるので、寝付けない夜にはカモミールミルクティーもいいかもしれませんね。
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ハーブティーだと、ジャーマンカモミールの方が香りが華やかな印象です。ジャーマンの方が、飲みやすい気がしますが、個人差はかなりあるかと。一度、お試しあれ! 植物の近くにカモミールを植えると元気を取り戻すと言われ、『植物のお医者さん』とも呼ばれています。
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太陽に向かってまっすぐ成長する植物のように、みなさんが光り輝く未来へと笑顔で前進できますように。香りや色に癒されながら…。 (妊娠中は、カモミールの使用を避けましょう。キク科植物のアレルギーがある方もご注意ください。) 【次回は5月1日に更新予定です】