暑さが本格的になるこれからの時期。台所に立つのもおっくうで食欲も落ちますよね。 そんな悩みを解消する簡単調理の冷たくておいしいメニューを紹介します。
切るだけでおかずの一品に「おきうと」
一品目は、博多の名物「おきうと」です。 まずは買ってきたものを3~4ミリの短冊状に切ります。お好みですりごまや小ねぎを散らし、ポン酢やしょうゆなどをかけるだけでできあがり。わが家はかつおぶしにだしじょうゆという組み合わせが定番です。 福岡在住者にも意外と知られていない「おきうと」。海藻を加工したもので、見た目はところてんに似ています。特徴はやわらかい歯ごたえです。福岡市内のスーパーならわかめやもずくなどと同じ海鮮売り場に置いてあることが多いでしょう。 つるるんとしたのどごしが涼やかな「おきうと」。初心者の方でもやみつきになることまちがいなし! さらっと食べたい朝ごはんにはもちろん、がっつり夕食のつけあわせにいかがでしょう? 混ぜて冷やすだけのスイーツ「寒天ゼリー」
おきうとと同じく海藻を原料とする寒天。「寒天ゼリー」も作り方は簡単です。 粉末寒天4グラムに対し湯300グラムで煮溶かします。沸騰したら1~2分吹きこぼれないように注意した後、火を止めます。 味付けに砂糖や牛乳、果汁をお好みで。型に流し冷蔵庫で冷やしたらできあがりです。 私のおすすめはカルピス味♪すっきりさわやかな甘みで、食欲がない時もこれなら食べられます。2時間くらいで固まるので、お昼頃作っておけばおやつの時間には冷たい「寒天ゼリー」をおいしくいただけます。 低カロリーで食物繊維が豊富な寒天。おいしくヘルシーなスイーツは、女性にもうれしいですね。 もっと楽したい人の強い味方!「かんてんぱぱ」
寒天ゼリーをもっと気軽に作るアイテムがあるお店が「かんてんぱぱ」。 「かんてんぱぱ」のぶどうやいちご味のゼリーの素があれば、粉とお湯を混ぜるのみです。あとは粉末寒天と同じく型に流し込み冷やすだけで完成です。さらに「かんてんぱぱ」にはゼリーだけでなく、寒天を使ったプリンやわらびもちなどもあり、デザートのレパートリーも広がりそうです。 「かんてんぱぱ」の商品は、福岡市内だと中央区梅光園に店舗があるほか、オンラインショップもあるので、気軽に手に入れることができるでしょう。 夏休みにおうちでチャレンジされるのも準備は簡単です。さらにお子さんにとってはちょっとしたイベント感が味わえて、楽しい夏の思い出になるのではないでしょうか。 暑い夏、楽ちんにおいしく涼しく乗り切ろう! これからやってくる暑い暑い夏。 夏バテしないようにとちゃんと料理して、しっかりカロリーが取れるものを食べることは大切です。 しかしてっとり早く、冷たいものをさらっと食べたいことも... 今回ご紹介した「おきうと」と「寒天ゼリー」は、そんな時の救世主になってくれるのではないでしょうか? どちらも持つ透明感のある姿と口に入れた時のつるんとした食感、これで少しでも涼しさを食卓に取り入れてみては? 簡単食材をうまく使いながら「お手軽な♪」、なおかつ味も「おいしい!」夏にしたいですね。 Writer 富田 かおり