わが家は子どもが3歳差兄弟。小学校入学、こども園入園が重なりました。長男は初めての学校でわからないことが多く、次男は2歳からこども園に通っていましたが、本格的準備は年少から。なんとか準備が終わりましたが、大変なのは入学直前の春休みからでした。今回はワーキングママである私が3歳差兄弟の入学入園でハードだったエピソードをご紹介します。
入学前の春休みから学童が始まる
小学校入学前の春休み(4月1日)から長男の学童保育が始まりました。小学校にすら慣れていないのにいきなり学童で1日を過ごせるか心配でしたが、仕事を休むわけにはいかずいろんな工夫をしました。
例えば朝食を夫に任せ、私は長男の好きなおかずを弁当に沢山入れたり、仕事は残業を避け、早く迎えに行くようにしたり…。 幸い学童保育には、同じこども園の友達がいたこともあり「学童はいろいろ遊べるから楽しいよ」と長男は不安を感じなかったようです。
一方で私は限られた時間で物事を進めなければならず、体力的に大変でした。夫の協力や仕事場の理解を得られていなかったら成り立っていなかったと身にしみて感じます。
深く考えていなかった! 登校登園時間が重なる
長男の小学校は個人登校。小学校への通学路は交通量が多く危険な場所もあります。長男は同級生と通うことにしていましたが、「慣れるまでは危なっかしい」と、私も次男をベビーカーに乗せて同行していました。終わればすぐに次男を車でこども園に送ります。
こども園に慣れているはずの次男が
「今日は行きたくない」と、登園を嫌がることもしばしば。今思えば余裕のない私の気持ちが伝わっていたのでしょう。
仕事が終わると帰りは車で学童に長男、こども園に次男を迎えに行き帰宅。送迎がハードで辛かったことを今でも鮮明に覚えています。もっと深く考えて段取りをしておくべきだったと思います。
宿題の見届けで更にへとへと
長男の宿題の見届けも更なる試練でした。見届けとは、親がドリルやプリントの丸付けをして、間違った部分は訂正したり、音読、計算練習をチェックして用紙に書き込んだりすることです。
帰宅後の長男は慣れない環境で疲れ、学童でやり残した宿題になかなか取りかかりません。宿題が終わったらごほうびをあげて、何とか長男のやる気を出させていました。そんなやりとりをしている間に、疲れた次男はうたた寝をはじめます。ある程度寝かせて夕食前に起こすのは至難の技でした。
私はへとへとになり「どうしたら宿題をスムーズに進められるのか」と悩みましたが、入学後の懇談会で担任の先生からまちがい直しの方法などの具体的な説明があり、それからは要領を得ることができました。
ワーキングママは帰宅後も、ハードだと思い知らされたエピソードです。
最初を乗り越えれば、あとは慣れる!
そんなバタバタな生活は夏休み前にはすっかり落ち着きました。夕食を簡単なメニューにしたり、洗濯は朝ではなく夜に済ませたり、手抜きしながら生活ペースをつかむことができたように思います。
登校に慣れて同行が必要無くなった長男は、宿題も時間を決めてやるようになりました。次男は登園を嫌がらなくなり、夕方のうたた寝は減りました。
今思えば、そんな変化があった要因のひとつは、私の心に余裕ができたからかもしれません。息子たちのため、と思って頑張ってきたことが、かえって息子たちを巻き込んでしまっていたと気づかされ、「ママ」としてもひとつ成長したように感じたエピソードでした。
(ファンファン福岡公式ライター/こはる日和)