親子ゾウのロゴマークでお馴染みの「三好不動産」は今年で創業65周年を迎えました。
1949年、宇美町で質屋として開業し、51年に三好商店創立。翌年、唐人町に三好質店不動産部が開店。その後、吉塚や天神に開店し、67年に三好不動産に改称。その後も事業拡大を進め、現在は、管理戸数3万戸を超える福岡を代表する不動産会社として成長を続けています。 そんな三好不動産の三好修社長が、ランチデートの場所として案内してくれたのは、唐人町商店街の中にある創作串揚げ店「串一」。狭い路地に入った、知る人ぞ知る地元の名店です。三好社長は6人の社員とともに来店。店内にはカウンターしかなく、貸切で「串かつ定食」をいただきました。
まずは、サラダと冷ややっこ、ご飯、味噌汁が出てきました。「社長はどんな串が好きなんですか?」と尋ねると、「私はごはんと味噌汁が好きなんです。ここのご飯は光ってるんです。おいしいですよ」と三好社長。確かに。でも、ご飯だけではありません!その後、アスパラ、エビ、ウズラの卵…と、次々に揚げたての串が登場。塩とソースが用意され、好みで食べ分けるのですが、おいしい!サクサクの衣の食感もたまりませんでした。
三好不動産は、今年で創業65周年。あと35年で100周年を迎えますが、三好社長は「100周年の時、私は95歳。あと60年生きる予定ですから、その時が楽しみです」と笑顔…というか、真顔。今年2月に61歳の誕生日を迎えられた三好社長は、朝礼で「マラソンでいえばちょうどハーフ地点をスタートしたばかり。あと60年間よろしくお願いします」とあいさつし、社員を驚かせたそうです。
趣味は走ること。50歳の時からウォーキングを始め、1年後には鹿児島県指宿市で開催された「菜の花マラソン」でフルマラソンに挑戦されたそうです。 「50歳のとき体調を崩し、それから毎朝5時に起床し、大濠公園を歩くようになりました。月20回くらい続けると、1周(2km)走れるようになり、そのうち2周、3周と距離が伸びて、いつの間にか5周(10km)走れるようになりました。それでフルマラソンに挑戦したのですが、初めての挑戦で5時間を切るタイムで走り切ることができました」
ホノルルマラソンや東京マラソンにも出場し、今では年6回、フルマラソン大会に出場している三好社長。11月に開催される福岡マラソンにもエントリーされているそうです。 また、三好不動産といえば、年に一回、中央区の本社から東区の海の中道までの往復約40kmを一晩で歩く「ゴーゴーハイク」が有名です。もともとは2006年、創業55周年を記念して社内向けに始めたものだそうですが、数年前から取引先の企業や団体も参加するようになったそうです。ウォーキングに参加する社員、裏方に回って休憩所で炊き出しを担当する社員。全社一丸となって取り組む一大イベントです。 三好不動産では、年に一度の社員旅行も実施しているそうですが、こうした社員同士の絆を深めるイベントが多いのも同社の強み。65周年の社員旅行はスペインだったそうですが、家族同伴も可能で、三好社長は「お母さんは参加した?」など、気さくに社員に話しかけていました。
串揚げの後は、近くの「加美家(かみや)」でかき氷を堪能。「加美家」は享保二年(1717年)、初代大山惣右衛門が飴屋を創業したのが始まりで、参勤交代の道中に献上した菓子が黒田の殿様にたいそう喜ばれ、以来、黒田家御用達御用菓子司となった伝統あるお菓子屋さんです。
アツアツの串揚げを食べた後のキンキンに冷えたかき氷。風鈴の涼やかな音を聞きながら(あとで昭和を感じるBGMが流れましたが)、庭の水槽でスイスイと泳ぐ大きな金魚を眺めつつ食べるかき氷は最高です!
お腹いっぱいだと思っても、おいしそうなものを目の前にすると食欲はわいてくるものですね。サクサクの氷をペロリとおいしくいただきました。 さらに!こんな素敵などら焼きまで!
このロゴ、福岡の人ならお馴染みですよね。 ロゴは2頭の親子ゾウが「Miyoshi」の「M」の形になっています。親子にした理由は「代が替わっても、ずっと末永くお付き合いをしていきたい、そんな願いが込められています」とのこと。 三好不動産のHPの企業理念には、ゾウのマークに込めた思いが綴られていました。 「大きな耳は、お客様のご要望をお聞きするため。長い鼻は、お客様が何を必要とされているかをしっかりと捉えるため。やさしい目は、お客様にとっての最良のご提案を選び抜くため。しっかりと大地に足をつけて、力強く前進する。私たちは不動産を通して、お客様に安心と豊かさをご提供する頼りになる存在でありたい。」 深いですね…。そして、親しみがわくのがこちらのCM。映像は単純なのに、親子の会話のやり取りが面白すぎです…。
CMの親子ゾウ同様、ユーモアに富んだ会話でその場を楽しませてくれる三好社長。食を楽しみ、運動を楽しみ、会話を楽しむ三好社長の60年後の元気な姿が目に浮かぶようでした。