子供のケンカに大人が出るなんて…というのは建前で。映画『おとなのけんか』

大人同士の理性的で穏やかな話し合いが、79分後に修羅場に発展!

『おとなのけんか』 (監督:ロマン・ポランスキー、出演:ジョディ・フォスター、ケイト・ウィンスレット、クリストフ・ヴァルツ、ジョン・C・ライリー)

出典:ファンファン福岡

<STORY> ニューヨーク、ブルックリン。11歳の少年同士の喧嘩の後、加害者と被害者の親が話し合いの為に集まった。リベラルな知識層のロングストリート夫妻と、弁護士と投資ブローカーという裕福なカウアン夫妻だ。舞台は被害者少年の親であるロングストリート家の居間。冷静に始まったはずの話し合いは、やがて本音をむき出しにした舌戦へと変化していく。 <予告編>

https://www.youtube.com/watch?v=QRroDQG2e20

きっかけはつまらない子供同士のケンカです。 「まぁ、子供のケンカに大人が出るなんてねぇ。」なんていいながら、あくまで理性的な親を演じる2組の夫婦。しかし、徐々に分厚い建前がボロボロとはがれていき、なぜか夫婦がお互いの本音をぶつけ合う修羅場に発展していきます。 子供の事もそっちのけで話は脱線しまくり、そもそも何が目的で集まったのか見失っていく4人。 原作は大ヒットした舞台劇なんですが、上演時間をさらに短くコンパクトにして、79分間を息もつかせない勢いで一気に見せてくれます。 場所は基本的に居間で、役者は4人だけの会話劇です。 日本でやるなら、三谷幸喜監督でしょうか。 片時も携帯を離さない、製薬会社の顧問弁護士の夫を演じるクリストフ・ヴァルツには西村雅彦さんがぴったり。そして、その妻の投資ブローカーには鈴木京香さんかなと配役を考えるのも楽しい。 原題は『CARNAGE』(=虐殺)です。 ジョディ・フォスター演じる知的で神経質な妻が書いた研究書からの意味と、”a scene of carnage”が(=修羅場)という意味らしいのでダブルミーニングになっているんだろうと思いますが、英語が苦手なので定かではありません。 これを『おとなのけんか』とした邦題がうまいな!と思ったんですがどうですか。 『大人の喧嘩』でもなく、『大人のケンカ』でもない。 大人がやるのも子供と同じか、それ以上にバカバカしい”けんか”ですよね。

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