九州国立博物館だより【10月・11月号】<PR>

 「九州国立博物館」(福岡県太宰府市)の魅力を毎月発信する「九州国立博物館だより」。今回は “器好きさん”必見、美しい伊万里焼を紹介する特集展示「御所の器」の情報を中心にお届けします。いよいよ始まる特別展「ポンペイ」もお楽しみに。

目次

【特集展示】御所の器-公家山科家伝来の古伊万里 <4F>

会期:開催中~11月20日(日)
会場:4階文化交流展示室 第11室
観覧料:一般700円、大学生350円、高校生以下、18歳未満および満70歳以上無料

 江戸時代、天皇家の食膳具には菊御紋をあしらった品格のある伊万里焼の染付磁器が用いられていました。それらは毎月1日に新調され、使用後のものは公家など宮中に仕える人々に「お下がり」として下賜されたと伝わります。
 公家・山科家には、200点近くの伊万里焼(“御所の器”)が伝来しています。
 本展では、その全貌を初公開します。

公家・山科家とは

 山科家は、装束の調達と着装を家職とし、歴代天皇の側に長く仕えてきました。

■昭憲皇太后御料 小袿

明治時代・19世紀
福岡市博物館
[展示期間:10/12(水)~11/20(日)]
画像提供:九州国立博物館

山科家に伝来した御所の器

■昭憲皇太后(明治天皇皇后)御下賜 煙草盆

明治時代・19世紀
山科有職研究所
[展示期間:通期]
画像提供:九州国立博物館

藍と白の優美な器

■染付光格天皇菊御紋散皿

江戸時代・19世紀前半
山科有職研究所
[展示期間:通期]
画像提供:九州国立博物館

■染付菊御紋梅折枝小葵文嗽碗

江戸時代・19世紀
山科有職研究所
[展示期間:通期]
画像提供:九州国立博物館

■染付菊御紋菊花繋紋皿・碗

江戸時代・18世紀後半~19世紀前半
山科有職研究所
[展示期間:通期]
画像提供:九州国立博物館

宮中生活を彩る伊万里焼の道具

■染付菊御紋鶴乱亀甲文香炉

江戸時代・19世紀
山科有職研究所
[展示期間:通期]
画像提供:九州国立博物館

宮中行事と山科家

■旧儀式図画帖 第39帖

藤島助順作
明治30年(1897)
東京国立博物館
[展示期間:10/25(火)~11/20(日)]
画像提供:九州国立博物館

 拡大してみると…これは伊万里焼?

【特別展】ポンペイ <3F>

会期:10月12日(水)~12月4日(日)
会場:3階特別展示室
観覧料:一般1,900円、高大生1,200円、小中生800円

 「ポンペイ展の決定版」がいよいよ九博へ!
 イタリア・ナポリから日本初出品を含む125件を大公開。
 古代都市「ポンペイ」に暮らした人々の日常がよみがえります。

■擬アルカイック様式のアポロ

 若く精悍な神の姿の像です。

ナポリ国立考古学博物館
Photo©Luciano and Marco Pedicini
画像提供:九州国立博物館

■黒曜石の杯

 高い技術で作られた美しい器。

ナポリ国立考古学博物館
Photo©Luciano and Marco Pedicini
画像提供:九州国立博物館

■エメラルドと真珠母貝のネックレス

 黄金や宝石を使った豪華なアクセサリー。

ナポリ国立考古学博物館
Photo©Luciano and Marco Pedicini
画像提供:九州国立博物館

■猛犬注意

 愛らしい番犬のモザイク画。

ナポリ国立考古学博物館
Photo©Luciano and Marco Pedicini
画像提供:九州国立博物館

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テレQ「太宰府・九博 散歩道」放送決定!

 太宰府の歴史と旬なエリアの散策情報、九州国立博物館の見どころをご紹介する旅番組「太宰府・九博散歩道」。2022年10月~2023年3月の期間「テレQ7ch」で月に1回放送します!
 今年度の第1回目は10月15日(土)21:54オンエア予定です。
<協賛社>太宰府天満宮・かさの家・積水ハウス・英進館・永利牛乳・日本通運

画像提供:九州国立博物館

九州国立博物館

住所:福岡県太宰府市石坂4-7-2(太宰府天満宮横)
営業:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館:月曜(月曜が祝日・休日の場合は翌日)
電話:050-5542-8600(NTTハローダイヤル 9:00~20:00)

提供:九州国立博物館

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