産後クライシスは避けたい! 産後うつの症状や対策を知っておこう

今回は、産後うつの症状や対策についてお話します。

「産後うつ」とはどういうこと?  出産を終え、いよいよ赤ちゃんとの生活がスタート。しかし、産後数週間から3~4ヶ月あたりで精神的に不安定になってしまう女性が多くいると言います。それを「産後うつ」と言い、産後すぐ始まるマタニティブルーよりも少し遅いのが特徴です。  症状も人それぞれで、早めに治療を始めないと重症になることも。そんな産後うつは次のような原因から起こるとされています。 ■ 出産を終え、元のからだへ戻るためのホルモンバランスの変化 ■ 育児への不安や疲れ ■ 家事や育児が思うようにいかない焦り ■ パートナーの育児参加、育児に対する価値観の違い ■ 自分の時間が持てず、孤独になりやすい環境  また、産後うつは真面目な人や几帳面な人、完璧主義な人になりやすいとも言われています。

出典:ファンファン福岡

私って産後うつ?産後うつの症状チェックリスト  産後うつにはよくみられる症状があります。以下の中で当てはまる項目が多いときは、産後うつの危険サインかもしれません。 ■ 気持ちが落ち込む、理由もなく涙が出てくる ■ どんなことでも自分を責めてしまう ■ 今までできていたことが、うまくできない ■ 子どもは好きなのに、育児が苦痛に感じてしまう ■ よくイライラして落ち着かない ■ 自分の負担が大きく、パートナーに対して怒りを感じる ■ メイクやおしゃれに興味がなくなる ■ 頭痛や吐き気がある ■ 胃が痛む、下痢や便秘などの消化器症状がある 産後クライシスに発展しないために。産後うつへの対策  産後に経験するうつ症状。自分でも心のコントロールが効かず、夫に辛く当たることが増え、そこから産後クライシスに陥ってしまうことも。産後クライシスは子どもが0歳から2歳の間に起きやすいと言われています。産後クライシスから夫婦のすれ違いが増え、離婚に発展してしまうケースもありますから、精神的に不安定だと思ったら早めに次の対策を心がけてみましょう。

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■ 夫だけでなく、実家の家族や友人など信頼できる人に話を聞いてもらう。 ■ 妊娠前と産後は同じようにできなくて当たり前。家事はゆっくり、後回しでもよしとする。 ■ 寝られる時間に寝る。赤ちゃんが寝ている時に無理に家事をしようとしない。 ■ 周囲から得られる育児情報を気にしすぎない。  などです。まずは自分で対策をとるのもよいですが、カウンセリングや内服が必要な程度まで症状が進行していることも…。そんな時は、心療内科や精神科を受診することでカウンセリングや内服の治療を受けることもできます。また、地域の保健センターなどで相談もできますから、気軽に利用してみましょう。

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