【マウンティングママにドン引き!】ハロウィンパーティーが台無しになった話

 今やクリスマスに続く、国民的一大イベントになったハロウィン。 皆さんは、今年どんなハロウィンを過ごす予定ですか? これは数年前の話です。わが家は、友人宅のパーティーにお招きされたのですが、 おばけより怖いマウンティングママのおかげで、とんだハロウィンになってしまいました…。

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マウンティングママとのハロウィンパーティー

 友人同士なのに「自分の方が上だ!」とアピールしてきたり、優越感を感じるために見栄を張る女性を、マウンティング女子と呼ぶそうです。

 個人的な意見ですが、学生時代や独身時代よりも、結婚・出産後に、マウンティング女子・・・いえいえ、マウンティングママに遭遇します。

 マウンティングママの特徴は、他人よりも幸せに見られたい願望が強いこと。
 「旦那の職業、住んでいる住居、生活レベル、どれをとっても、我が家の方が裕福!」 「私の方が子供を2人産んでいるから、子供が一人っ子のあなたよりも幸せ」 「あなたは正社員で、私はパートだけど、ワークバランス的に、私の方が充実している」

 そんな自意識をオブラートで包み、お互いの属性を比較して、さりげない自慢や上から発言をかましてくるのが、マウンティングママです。

 そんな厄介なマウンティングママが、友人宅のハロウィンパーティーに紛れ込んでいたから、さあ大変!和やかなパーティーが一変、険悪な雰囲気になってしまったのです。  

出典:写真AC

 まずマウンティングの引き金になったのが、ハロウィンの仮装でした。 パーティーの主催者から
 「子どもだけ仮装すればいいよね。負担にならないように、100均のハロウィングッズで仮装するくらいの気軽なものにしましょう」という提案がありました。

 そこで子ども達の仮装は、魔女の帽子やマント、おばけ柄のカチューシャをつけるくらいのお手軽さ。一番手間がかかった子でも、包帯6本を全身ぐるぐる巻きにしたミイラ男でした。 もちろん、親は普段着です。

 そこへ颯爽と登場した、マウンティングママ(以下Aママ)親子。ママは、紫色のサテンに黒レースを、たっぷりあしらった魔女コスプレ。息子は、丸々としたカボチャおばけの全身着ぐるみで現れたのです。

 マウンティングママは、
 「えー!ハロウィンなのに、みんな地味だね!」と第一声。それを聞いて、他のママ達は
 「子どもだけ簡単に仮装する予定じゃなかった?」と内心モヤモヤ・・・
 「でも最近の100均の充実ぶりはすごい! かかった費用200円だけど、小さな魔女みたいで可愛い!」
 「わが家は包帯6本で600円! 最初はティッシュを巻いたんだけど、すぐに破れるから包帯にしちゃった」  

 そんな話をしていたら、Aママが
 「そんなリーズナブルな仮装で満足できるなんて、みんなの子ども達は、とってもいい子だね! うちなんて、息子が『着ぐるみがいい!』って聞かなくて。私のコスプレが8,000円、子どもの着ぐるみは4,000円以上したんだよ~。でもわが家のお陰で写真映えしそうじゃない?」と誉めると見せかけて、マウンティング! 微妙に嫌な空気が流れます・・・。

出典:quarrel best friends isolated

まだ続く! マウンティングの数々

 気を取り直して、ハロウィンのご馳走でランチすることに。料理上手な主催者が、テーブルに乗りきらないほどのご馳走を準備してくれていました。ワッと歓声があがり、大人も子どもも盛り上がる中、Aママは親子コスプレへの注目が早々に奪われて、不機嫌そうに頬を膨らませています。

 このランチ、事前に会費という形で、主催者に食材費を渡す予定になっていて、その金額は親子で1,000円という格安価格。
 「こんなに沢山のご馳走、本当にいいの?もっと会費高くても大丈夫だよ」と提案する人あり。
 「会費だけじゃ悪いから、手土産にケーキを持ってきたよ」と差し入れする人あり。わいわいと賑やかにしていると、突然Aママがプリプリと怒りながら、爆弾発言をしたのです。
  「うちはハロウィンの仮装に1万円以上かけたのに、みんな手抜きすぎ! 仮装代で、今月の家計がやばいから、わが家の会費は免除してよ」 そんな図々しい発言にあぜん。

 「日頃から裕福自慢をしてるのに、たった1,000円を出し惜しみする?!」
 「だから事前に100均のグッズでお手軽な仮装にしようって約束したのに」
 せっかくのパーティー、もめるのを避けるために、喉まで出かかっている言葉をこらえて、みんなでワリカンすることになりました。

 Aママのご機嫌はケロッと改善。おおいに食べ、おおいに騒ぎ、数々の上から発言で周囲をモヤモヤさせた後、後片付けもせずに、残ったケーキやお菓子を持ち帰ってしまいました。
 「クリスマスパーティーは、Aママを誘わずにやろうね」と、残ったメンバーで約束したのは、言うまでもありません・・・。  

 女性同士の会話で「モヤッ」としたら、それはマウンティングの可能性大。おばけより怖いのは、あなたのそばにもきっといる、マウンティングママかもしれません。

(ファンファン福岡一般ライター)

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