長女を出産後、初めての育児に追われて、 自分の体のメンテナンスなど全く気にしていませんでした。
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長女を出産後、初めての育児に慣れない毎日を過ごしていました。 授乳にオムツ交換、泣けばあやして寝かしつけて・・・という繰り返しだけで、精一杯の日々。 妊娠中はお腹の赤ちゃんのために栄養を気にして過ごしていたのに、 出産後は全く自分の体のことを考えずにいました。 育児にも徐々に慣れてきた産後4ヶ月頃のことです。 左手の中指に違和感を抱くようになりました。 中指を曲げようとすると第二関節、つまり手のひらに近い関節の方で カクカクとひっかかるのです。 何度グーパーを繰り返しても、指の引っかかりは治らず、数日後に近所の整骨院に行きました。 整骨院に行って症状を説明すると、バネ指と診断されました。 正式名称は「弾発指(だんぱつし)」と言い、それほど珍しいものでもないとのこと。 自然治癒することもあるそうですが、指の引っかかりが気になるので 整骨院で治療してもらうことにしました。 問題なのは、バネ指になった原因です。 整骨院の先生から「何かすごく重いもの持った?」と聞かれましたが、 特別に重いものを持った記憶はありません。 バネ指は極端に重い荷物を持ったり、指に負荷がかかることで起こりやすい、と 説明してくれました。 「何も重いものは持っていないのに、何でバネ指になったのだろう・・・」 私の頭の中は「?」マークばかり。 そして、普段通りの生活を送っていて急に症状が出たことや、 産後4ヶ月であることを先生に話しました。 産後4ヶ月と聞いて、整骨院の先生が「なるほどね」という顔になり、 バネ指の原因を話してくれました。
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先生が言った言葉、それは何と、「栄養失調だね」の一言です。 思わず「はい?」と聞き返してしまいました。 「栄養失調どころか、産後太りで悩んでいますけど・・・?」と思い、 「栄養失調」の言葉が信じられません。 しかし先生が言うには、産後外見は普段通りに戻ったように見えても、 体の中は赤ちゃんに栄養を吸い取られてスカスカ状態だそうです。 さらに産後に体のメンテナンスをしていなかった私は、 栄養がスカスカ状態のままで、簡単にバネ指になってしまったのです。 先生の話を聞きながら、本当に驚きました。 産後太りの私に、栄養失調という言葉は無縁だと思っていました。 しかし、いくら外見が太ったとしても体の中までは回復していないこと、 きちんとメンテナンスが必要だということを思い知らされました。 その後しばらく整骨院に通い、バネ指も症状が良くなりました。 しかし一度バネ指になるとクセになるのか、 その後も重いものを持つと、同じ指がバネ指になり大変でした。 長女を出産して3年後、次女を出産しました。 長女の産後のバネ指を教訓にして、次女を出産後は自分の体のメンテナンスに気を付けました。 そのおかげか、次女を出産後はバネ指になるとことなく、健康に過ごせました。 子どもがいれば自分の体のことを後回しにしてしまいますが、 子どものためにも健康でいなきゃ!と感じています。