独身男に猫が来た!【おじ猫サニのサ日記】

 ちわっすニャン。人間でいえば、福山雅治くらいの年齢にあたるサニです。  きょうは、朗報がありますぞ。  猫が飼いたくて飼いたくて、ネットの掲示板などで譲り猫の情報収集をして、相手先に「独身男性は、ほったらかすからダメ(厳密なニュアンスは違うが、大ざっぱにはそういうこと)」との理由で、断られ続けていたアラサー独身のK氏が、ついに子猫を譲ってもらえたそうだぞ。

出典:ファンファン福岡

 この猫がK氏の新しい家族であり友だちでもある子猫だ。お互いよかったですニャ。  以下、忙しいおれは、飼い主JにK氏から送ってきたてん末のメール内容を引用するわ。  【K氏のメール】  わんにゃんよかネット( http://wannyan.city.fukuoka.lg.jp/ )の掲示板を見て一目惚れ、保護主さんに連絡し先週土曜日に会ってきました。  保護主さん曰く 「駐車場で見つかった3兄弟。家までついて来てたのを1回は駐車場に戻したものの、翌日またついて来たので一時保護、掲示板で里親を募集しました。3匹のうち1匹は近所の人が引き取ってくれて残ったのはこの子ともう1匹だけです」 とのことでした。  実際お会いし、保護主さんもいい人で少しお話してその場で引き取ってきました。 条件は一切なし、健康に育ててくださいとだけ言われました。  翌日、動物病院に行き3種複合ワクチン、エイズ及び白血病の検査、その他のみ・ダニ・皮膚病のチェックをしたところオールクリア、生後2か月半推定の男の子(推定)です。  まだ名前はないですが…、ちゃんと育ててサニ様からいただいたアドバイス通り声を出して行きます。 人懐っこい、好奇心旺盛、怖いもの知らずでお家に来て1日で全ての部屋を探検、寝るときは私の隣で寝たり顔に猫パンチしたりしてて新鮮な体験をしてます。 不慣れながらも勉強しながら大切に育てていこうと思います。 【以上】  ニャンともほほえましい話である。おれは、子どもの頃のことは完全に忘れておるが、きっとこんなかわいらしい子猫だったに違いニャイ。

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 いいやつに飼ってもらえて、しあわせそうに眠っておるぞ。名前はまだ無いらしいが、おれの飼い主Jは、「11月のノーベンバーから取って『ノベ』にしたらどうだ」と勧めたという。K氏は、「バニラ」に傾いてるというが、どうなったことやら。  しかし、このジェンダーフリーの時代に、「男だから猫はやれん」というのは、理不尽である、とK氏が嘆いておるぞ。今回たまたま「わんにゃんよかネット」で見つけた人が理解があったから縁組が成立したが、現実はニャカニャカ厳しいようだ。先入観で判断せず、人物本位でやったら、もっと幸せな猫と飼い主が増えるかもしれんぞ。

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 弟子のクロシロは、このところ出没頻度が多い。納屋の横にあるリヤカーをねぐらにしてるようだぞ。

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 どうせなら家に入り込めばいいのに、厚かましいおれとは性格が違う。今朝もえさをいただくと、静かに自分のねぐら方向に立ち去っていく。

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 ねぐらといえば、昨夜のテレビで、団子とか特製のジョウロとか5つの品物のうち、注文して手に入るまでの待ち時間がいちばん長いのはニャンだ?というクイズをやってた。この「猫ちぐら」。以前このサ日記で紹介したが、おれも持ってる。おれのはちぐらじゃなくて「つぐら」だ。新潟県で作ったのが「ちぐら」で、長野県で作ったのが「つぐら」という方言の違い。どっちにしてもけっこう順番待ってるという話だが。

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 ニャンと!3年3か月待ちだ。  当然、1位かと思ったら、結果は、なんとかのフィレカツサンドで、10年以上だという。そんなことホントにあるのか?10年待ってるうちに食生活の好みなんで変わっちまうはずだが。

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 きょうは、まさかのおれの姿が一度も登場しニャイサ日記だ。代わりに、飼い主Jがどこかで撮ってきた猫のパーティーを描いた壁画を載せておこう。しかし、猫はこんな酒は飲まんぞ。

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 猫の壁画では、全然おれの代わりになっとらんニャ。今、こんな下絵をもとに「或るもの」を作成中だ。近日中によかお知らせをするから、たのしみにしててくれニャ。

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

福岡市南区在住。サバトラ柄。熟年オス猫。雑種だが、アメショーの血が入っていると思っている。
ふてぶてしさが身上の甘え上手。
推定5歳か6歳の頃、今の飼い主宅に上がり込み飼い猫に。それ以前は不明だが、数百メートル離れた公園にいたとの不確かな情報。おととしの暮れ、孫娘のようなキジ白猫チョビが弟子入り。
世の中の動きに敏感なものの、とくに行動はしない。

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