2021年に福岡で上演されて好評を博した劇団四季のオリジナルミュージカル「ロボット・イン・ザ・ガーデン」が10月3日(月)〜6日(木)の4日間、福岡市民会館(福岡市中央区)で再び公演されます。ロボット<タング>の愛らしさと優しい物語の魅力にハマり、再演を楽しみにしていた編集部スタッフが同作品を紹介します!
大人から子どもまで楽しめる心温まる物語
物語の舞台は、アンドロイドが人間に代わって家事や仕事をする近未来。心に傷を抱えた主人公のベンと、庭に迷い込んだ壊れかけのロボットのタングが出会い、世界を旅しながら心を通わせていくハートフルなストーリーです。
この作品の原作は、英国の作家デボラ・インストールさんの同名小説。劇団四季がオリジナルミュージカルとして舞台化しました。2020年10月に東京・自由劇場で初披露され、2021年4月にキャナルシティ劇場で上演されました。
子どもから大人まで楽しめるストーリーと胸に響く楽曲が話題になり、今年5月から40都道府県63会場(※一部公演中止)を巡回する全国公演が展開されています。九州公演は9月3日からスタート。福岡公演は9月8日に北九州ソレイユホール(北九州市小倉北区)で一足先に上演され、ファミリー層など多くの観客が会場を訪れました。
かわいい! 感情豊かなタングの動きや表情から目が離せない
壊れかけのロボット・タングに命を吹き込むのは、2人の俳優。タングの声や動き、表情を2人がかりで細かく表現します。まるで感情を持って生きているかのようなタングの自然な振る舞いに、驚く人も多いのではないでしょうか。時にはコミカルな言動で観客を笑わせてくれる愛らしいタングを、きっと大好きになると思います!
今回の福岡公演では、2組のペアが日替わりで交互にタングを演じる予定です。ちょっとした仕草などに、それぞれのタングの「個性」を感じることができるのも魅力。リピートして「個性」を見比べてみるのも楽しいですね。
見逃さないで! おすすめの見どころ5選
見どころその1 ベンとタングが最初に出会う場面
よそよそしさと警戒心全開のベンとタングの様子がコミカルに描かれ、ここから2人の物語がスタートします。なぜそこにタングがやってきたのか、その謎を知ると思い返したくなるワンシーンです。
見どころその2 アンドロイドのダンスシーン
2人が旅に出て最初の到着地、サンフランシスコで出会ったアンドロイドたちの妖艶でカッコいいダンスシーン。ロックな楽曲に合わせたパワフルなダンスに目が釘付けに!
見どころその3 ベンを取り巻く個性的なキャラクターたち
タングをはじめ、ベンの家族や旅の途中で出会う人々との交流が、傷付いたベンの心を癒やしていきます。思わずホロリと涙するエピソードがあったり、つい笑ってしまうようなユニークな人物が現れたり、次から次へと個性的なキャラクターが登場します。
見どころその4 ベンとタングのけんかシーン
2人は、旅の途中で時々言い合いをします。隠し事をしたり、本音をぶつけ合ったりしながら、どのように絆を深めていくのでしょう。そんなシーンの一つ一つが見逃せません。
見どころその5 ベンと妻・エイミーの恋模様
ベンとエイミー夫妻の心のすれ違いと、それぞれが抱える本音を観客はハラハラしながらも温かい気持ちで見守ります。そして、最後に2人の出した結論とは!?
友情、家族、仕事、旅、冒険…たくさんの要素が詰まっていて、見る度に発見がある味わい深い作品で、音楽も素敵です。皆さん、市民会館でお会いしましょう~!
劇団四季ミュージカル「ロボット・イン・ザ・ガーデン」福岡公演
日時:10月3日(月)〜6日(木)(3日18:30/4~6日13:30)
場所:福岡市民会館 大ホール(福岡市中央区天神5-1-23)
料金:一般S席 9,900円、A席6,600円、B席3,300円
※全て税込み。公演当日3歳以上有料(膝上観劇不可)、2歳以下の入場不可
問い合わせ:劇団四季
電話:0570-008-110(ナビダイヤル)