カレーほーろー記 ~始まり始まり~福岡市城南区のインダスを紹介

突然ですが、みなさんカレーは、お好きですか? たいていの人は、「好き」と答えると思います。分けても、私はカレーが大好きです。もの心ついてから55歳の今までずっと、カレーと生きてきたと言ってもいいくらいです。カレーに対する好奇心、探究心はずっと衰えません。カレーに興味を失う時、多分それはもう死ぬ時だと思います。

そんな私がつたない「カレー人生」の中で体験したこと、思ったこと、考えたことを、つれづれなるままに綴りたいと思います。ほんとは、かっこ良く「放浪記」にしたいんですが、あんまりさすらわず、おこがましいと思い、琺瑯(ホーロー)食器にも引っ掛けて「カレーほーろー記」とユルく行きます。

出典:ファンファン福岡

 このスプーン、私がカレーを食べる時によく使います。こういう形のスプーンじゃないとダメなんです。ウルトラマンの目みたいな卵型。先に行くにしたがって細くなる、食欲が出ます。先が円かったりすると、どうも気分が乗りません。

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 それから、お皿。上が一つの理想形です。3、4年前東京に単身赴任してる時に、「オリエンタルマースカレー」という市販のルーのマークを3枚集めて応募、景品に当たってもらった皿です。すごくうれしかったなあ。  マースカレー、今住んでる福岡では、売ってるの見たことないなあ。  何がいいって、マーク以外無地のシンプルさ、少し深い曲線のへこみ。たまらんです。  もう一つ好きなのが、シチューとかにも使いそうな楕円形で底が深くなってるタイプ。でも、あちこち探してもなかなか売ってないんですわ。ルーをかけ過ぎてもこぼれにくいんで、重宝するんだけど。

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冒頭、「たいていの人はカレーが好きだと思う」みたいに書きました。  うちの息子たちが、その例外です。一因は、子どもの頃大量にカレーを作り、しかもマニアックなこだわりをぶちこんだカレーを食べさせられ過ぎて嫌になったことだと思います。「過ぎたるは及ばざるが如し」です。  上の写真は、そんな次男が珍しく「ウマい」という「インダス」というお店のハンバーグカレーです(特盛=600g 辛口10倍)。先週いただきました。  福岡市の西南エリア・城南区の島廻橋(しまめぐりばし)という交差点近くにあるインダス。全く名は体を表わさず、インドっぽくなく、おばちゃんが作って運んでるし、かなり欧風というか家のカレーっぽい感じでもあります。万人向きの味、というか。  思わずひざをたたいて、「こげなうまい食いもんがあったとかぁ!」と叫ぶたぐいではありませんが、「うん、なかなかおいしいじゃない」と多くがうなづく安定感が魅力です。  家のカレーと違うのは、具が無いというか溶けてしまってることでしょうね。ま、お店のカレーで、玉ねぎやじゃがいもといった野菜が原型をとどめるケースは、ほぼ無いとも言えますが。

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レトロな感じのメニュー。ハンバーグ150円はなかなかお得な気がします。  よく見ると、来年40周年なんですね。  飲食業界の社長さんがフェイスブックに、「開店から10年で、飲食店の95%はクローズしています」と書いてました。  40年…。すごいことです。奇をてらわず「シンプル イズ ベスト」を貫いた結果でしょうか。

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お店で買える「生カレー」。1パック350円です。レトルトじゃないですよ。あくまで生。思い切って5袋買って帰りました。翌日は、次男も帰ってくるし。

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 翌日、惣菜屋さんで買ってきた出来あいのトンカツを乗っけて、ゴージャスなカツカレー。二日連続のインダスカレーも気になりません。久々に隣県から帰ってきた次男も喜んで食べたようです。  私のカレー”ほーろー”、続きます。

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著者情報

福岡市南区在住。サバトラ柄。熟年オス猫。雑種だが、アメショーの血が入っていると思っている。
ふてぶてしさが身上の甘え上手。
推定5歳か6歳の頃、今の飼い主宅に上がり込み飼い猫に。それ以前は不明だが、数百メートル離れた公園にいたとの不確かな情報。おととしの暮れ、孫娘のようなキジ白猫チョビが弟子入り。
世の中の動きに敏感なものの、とくに行動はしない。

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