今回お話をうかがったのは、住宅金融支援機構九州支店の溝上佳穂(みぞかみ・かほ)さん(23)です。 溝上さんは、昨年4月に入社。大阪市出身ですが、長崎県に祖父母が、熊本県にいとこが住んでおられ、九州との縁があります。 取材を始める前に、「私でいいんでしょうか・・・」と、ためらった様子でしたが、仕事についてのお話を生き生きと語ってくれました。
―住宅金融支援機構を希望した理由は。 慶応大学商学部で保険学のゼミに所属していたので、保険会社と金融機関を中心に就職活動をしました。保険業務もあると知り、大学で学んだことを生かせると思ったのです。 それと大学の先輩がいたので、親近感もありました。会社の堅いイメージとは裏腹に、就職説明会で会った方がみんな面白い人で、そのギャップにもひかれました。 ―今の業務について教えてください。 所属は債権管理グループで、住宅ローンの返済に困っているお客さまからの電話相談などに対応しています。1日に5~10件の相談があり、分かりやすく説明できるよう、日々知識の習得に努めています。 ご相談は高齢の方が多いので、大きな声ではっきり話すように心掛けています。 入構したころは、方言のイントネーションが聞き取れず、とても苦労しました。 昨年の熊本地震で自宅が被災した方々からの相談にも応じており、熊本で開催した相談会にも何度か参加しました。 あとは、取引のある銀行にたびたび足を運び、顔の見えるつきあいをするよう心掛けています。
友人と九州各地を旅したり、おいしい物を食べたりすることです。大阪出身なので、小学生のときから阪神タイガースのファンです。好きな選手は、西岡剛内野手です。ヤフオクドームで野球を観戦することもあります。 歴史が好きで、NHKの大河ドラマを欠かさず見ています。舞台となった場所を訪れることもあります。 あとはよく寝ることですね……。 ―福岡に来て、印象に残ったことはありますか。 食べ物は何でもおいしいですが、「ごまサバ」のおいしさには感動しました。サバを生で食べたのは初めてです。ラーメンもおいしいですね。 ―これからの抱負は。 1年目に学んだことを生かし、お客さまからの相談に対して、適切で具体的な提案ができるようになりたいです。住宅は、人生の大きな買い物。「少しでも長く住んでもらえること」を最大のテーマとし、相談に親身に応じていきたいです。