六月博多座大歌舞伎公演目前!「船乗り込み」完全リポート

博多の街に初夏の訪れを告げる風物詩。5月29日(月)に行われた「船乗り込み」を完全リポートします。

出典:ファンファン福岡

13時00分。キャナルシティ博多地下1階に設けられた特設ステージの周り、階上のテラスには大勢の観衆が。

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ステージ上には六月博多座大歌舞伎に出演する俳優陣がずらり。 本公演は言わずと知れた、中村橋之助改め八代目中村芝翫、中村国生改め四代目中村橋之助、中村宗生改め三代目中村福之助、中村宜生改め四代目中村歌之助の親子4名同時襲名。会場はお祝いムード一色です。

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主催者と八代目中村芝翫さんの挨拶のあと、頭取(舞台裏の楽屋事務を取り仕切る総責任者)が口上(こうじょう)を読み上げます。 「とざいっ、とぉーざいー(東西、東西)…」という声が場内に響き渡り、凛とした雰囲気が辺りを包みます。本公演の演目と配役が独特の節回しで読み上げられ、ご贔屓の役者さんの名前が読まれると、その屋号の掛け声が会場のあちらこちらから上がります。ちなみに、今回襲名する4名の屋号はいずれも「成駒屋(なりこまや)」です。

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13時20分。一本締めで乗船式典終了。

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キャナルシティ博多前の清流公園に移動すると、そこには9艘の船がずらり。川下りのメッカ・水郷柳川からこの日のために持ってこられたものですが、目に鮮やかな装飾が施され、この日ばかりは“博多座仕様”です。

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13時25分。役者さんや関係者、招待客などが続々と船に乗り込みます。

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ポンポンと乾いた音の花火が打ち上げられ、船乗り込みスタートです。 間もなく、先頭の船から賑やかな音が聞こえてきます。

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橋の上からのぞき込むと、笛、太鼓、鉦(かね)の奏者が見えます。 賑やかなお囃子の音にのって、船がゆっくりと博多川を下っていきます。

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八代目中村芝翫さん。川岸からの声援に応えて、とても嬉しそうに手を振っていらっしゃいます。

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四代目中村橋之助さん(中央)、三代目中村福之助さん(右)、四代目中村歌之助さん(左)の三兄弟も実に堂々としていらっしゃいます。

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13時45分。川端ぜんざい広場前にすべての船が整列。 地元、中洲川端の世話役の方々が壇上に上がり、頭取さんの口上を受けます。 この「船乗り込み」という行事が、まさに、歌舞伎俳優のご当地到着をお披露目する行事だということを象徴するシーンです。

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対岸から臨むと、色とりどりの旗が水面に映り、言葉を失うほどの美しさ。 響き渡る口上の風情とも相まって、まさに「古式ゆかしく」という表現がぴったりの行事だと感じます。

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14時00分。紙吹雪舞う博多リバレイン前に到着。 ちなみに、この紙吹雪は主催者が準備する水溶性の素材のものなので、川をきれいに保つことができます。

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14時05分。下船した役者さんたちは、博多川に面する鏡天満宮にご参拝。 ファンにとってはご贔屓の役者さんに間近で声をかけることができるチャンスです。

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14時15分。博多リバレインに設けられた特設ステージで式典開始。主催者、関係者の挨拶に続き、すべての役者さんが一言ずつご挨拶。役者さんたちの個性が垣間見れる、貴重な時間です。 14時40分。博多手一本が入り、夢のようなひととき、今年の船乗り込みは幕を閉じました。

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六月博多座大歌舞伎は6月2日(金)から6月26日(月)までの25日間、昼の部と夜の部の一日二回公演が休演日なく上演されます。歌舞伎史上まれにみる4人同時襲名の舞台、その醍醐味をぜひ、博多座の客席で味わいましょう! ■ファンファン福岡の博多座関連情報■ 【公演情報】六月博多座大歌舞伎―芝翫親子 4人同時襲名 震災復興・公演成功祈願でお練り 【まちネタ】床にアンモナイト、照明にシンボルマーク…博多座のトリビア発見! 【小説】福岡グルメ小説“N氏の晩餐”/「博多座」で初めての歌舞伎と劇場グルメ 【小説】博多の街を舞台に繰り広げられるヒューマンドラマ『博多座日和』

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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