今回は、西新の人気店「中華菜 高福」をご紹介します。 場所は西新と藤崎をつなぐ中西商店街から一本入った路地裏。まさに“隠れた名店”なので、しっかりと場所を確認してからご来店ください。
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まずは「青島啤酒」こと「チンタオビール」からスタート。 19世紀末にドイツの租借地となった青島(チンタオ)で生まれた正統派ピルスナービール。すっきりした味わいと心地よいホップの香りが、蒸し暑いこの季節にピッタリです。
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一品目は「茹で鶏の青山椒風味ソース」。 つるっとした皮、ふわっとしたむね肉の食感、鶏肉の旨味にさっぱりした青山椒風味ソースが絶妙に合います。これぞ前菜!という逸品。
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続いて登場したのは、「生海老の老酒漬け」。中国名はその名もズバリ「酔蝦」!
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濃厚な味噌に、トロリとした身の甘さ。この味わいはビールでは間に合いません。
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そこで店主オススメの球磨焼酎「武者返し」のロックが登場。 芳醇な米の旨味と芋焼酎を思わせるコクのある風味が、老酒&醤油に漬け込まれた生海老の濃厚な味わいを包み込み、あと口はその名に違わないスッキリとした切れ味。
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「青菜の塩味炒め」。絶妙の塩加減と油の香ばしさ、絶妙の火の通り加減に箸が進みます。そして、お酒も進みます。
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そして、こちらのお店の看板メニュー。ダイナミックに一尾丸ごと調理された「鮮魚の姿蒸し広東風」。 本日の鮮魚はコショウダイ。鯛という名前がついていますがイサキの一種です。香菜(パクチー)と白葱がその淡白な味わいを引き立てます。
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合わせるのは、「繁枡大吟醸酒粕焼酎」のロック。その名のとおり、八女の銘酒「繁枡」大吟醸の酒粕を蒸留してつくられた“粕取り(カストリ)焼酎”です。 ひとくち口に含むと、大吟醸特有の華やかの香りのあと、焼酎特有のガツンとした力強さが口中に広がり、中華料理特有の濃厚な味わいと油分を喉の奥へと流し去ってくれます。
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続いて、「トマトと卵の炒め物」。加熱されたトマトの酸味と旨味をふわっふわの半熟卵が柔らかく包み込み、その優しい味わいに思わず頬が緩みます。
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〆にチョイスしたのは、「辛味ひき肉のまぜそば」。
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例えるならば「中華風油そば」といった感じでしょうか。 麺のもちっとした感じと、ひき肉のピリ辛な旨味がうまく絡み合って、一目瞭然の旨さ。
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店内禁煙というのも嬉しいですね。 カウンター6席、4人掛けのテーブル2卓のこぢんまりしたお店なので、来店の折は事前の予約がおすすめです。
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外に出るとすっかり日が暮れて、看板のネオンが路地に輝いていました。 これだけ食べ飲みして、お代は二人で7千円ほど。 あなたも“西新路地裏デビュー”してみませんか?