電気はどのように作られ、家庭に届けられているか知っていますか。九州電力福岡支店は、毎日の生活に欠かせない電気を身近に感じて、環境とエネルギーについて楽しみながら学んでもらうことを目的とした女性の会「E-LADIES CLUB(イーレディースクラブ)」の活動を展開しています。名称のEは「Earth(地球)」、「Environment(環境)」、「Energy(エネルギー)」の頭文字を表しています。
8期目の2020年度は、幅広い年齢層の女性32人が参加
“大人の社会科見学”が楽しめる同クラブは2007年からスタートしました。8期目となる2020年度の活動は全5回、5月からの開始が予定されていましたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で開催を延期。カリキュラムも大幅に変更され、9月から全3回の活動となりました。30~70代、32人の会員が参加しました。
エネルギーセミナー「地球環境とエネルギー」で発電の実験
2020年度の第1回は9月12日に電気ビル共創館(福岡市中央区)でエネルギーセミナー「地球環境とエネルギー」を開催。地球温暖化のメカニズムや発電の仕組み、各発電方法の長所と短所などについて、九州電力の社員が図やグラフを使って解説しました。手回し発電機で発電して豆電球をつけたり、やかんから噴き出す蒸気で発電する火力発電模型を見たりする場面も。参加者は「理科の実験を思い出しました」と楽しんでいました。
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緑輝く「くじゅう九電の森」を散策 環境保全の大切さを実感
「くじゅう九電の森」(大分県由布市)は、水力発電に必要な水を安定供給するための「水源涵養林」として九州電力が大切に守り育ててきた社有林。以前は伐採した木を電柱の材料としても利用していました。2019年に育成100周年を迎えた現在は、豊かな生態系や水を育む森の役割を果たすとともに、子どもたちの環境教育や林業を志す人材の育成に活用されています。 第2回は10月17日にこの森を散策。あいにくの雨天でしたが、雨に洗われた森の緑は大変美しく、澄み切った空気の中を地域のボランティアが案内しました。参加者は「雨に濡れた葉が、つやつやと輝いてきれい」「九電の環境保全への取り組みを知り、今までの印象が変わりました。大変有意義な時間でした」と自然を満喫した様子。森の散策の後は湯布院町にも立ち寄り、参加者は思い思いに街歩きを楽しんでいました。
九州電力福岡支店長と対話 エネルギーについて考えるきっかけに
第3回はこれまでの2回の活動を通して感じたことや考えたことを直接確認する場として、12月18日、19日に電気ビル共創館で同社福岡支店長・安部進一郎氏との対話の会が開催されました。会は少人数で3回に分けて実施。再生可能エネルギーや蓄電池の開発、原子力発電所のテロ対策など、会員からの意見や質問は多岐にわたりました。その一つ一つに丁寧に答える安部支店長。どの回も活発な意見交換がなされ、話が盛り上がって終了予定時刻を過ぎた回も。「エネルギー全体のことを考えるきっかけになった」「原子力に対しマイナスのイメージしかなかったが、少し安心できた」と参加者の声。充実した時間を過ごしたようです。 ◆会員が安心して参加できるよう、全日程で検温、手指消毒、飛沫(ひまつ)防止パネルの設置など、新型コロナウイルス感染防止対策を徹底して実施されました。
E-LADIES CLUBに参加してみませんか?
2021年度の会員募集と実施内容の詳細は、決まり次第本紙面および九州電力福岡支店ホームページで告知されます。ぜひ気軽に参加を! 九州電力福岡支店広報グループ 電話:092-761-6381(平日9:00~17:00)