サントリーが実施する「サントリー ザ・カクテルアワード 2022」が今年も開催! 九州・沖縄エリアの代表者(ファイナリスト)を決めるため、先日セミファイナルが実施されました。エントリーされたのは九州・沖縄から選出された10人のバーテンダー。今回「IRISH BAR ARIGO」(大分県中津市)の下畑雄大さんが見事ファイナル進出を勝ち取りました! セミファイナル時の様子と共に、下畑さんの作品を紹介します。
今年で28回目を迎える「サントリー ザ・カクテルアワード 2022」
「サントリー ザ・カクテルアワード 2022」は、1994年から開催される、バーテンダーの技巧や創造性などを競い合うカクテルのコンペティション(競技)。バーテンダーとともに洋酒文化を育てて継承していくことを目標に開催されています。
昨年に続き、全国8拠点で代表者(ファイナリスト)を決めるため、セミファイナルを実施。九州・沖縄エリアからは10人のバーテンダーがエントリーされ、ホテル日航福岡(福岡市博多区)で実施されました。
今年のカクテル創作テーマは「今、この時代を表すカクテル」。参加者は1人ずつ審査員の前でオリジナルカクテルを披露し、4分間でカクテルを創作します。
今回、九州・沖縄エリアの代表に選ばれた下畑さんは「観世水(かんぜみず)」というオリジナルカクテルを創作。緊張感ある雰囲気にのまれず、堂々とした振る舞いが印象的でした。
下畑さんは「カクテル名の観世水は、日本伝統の流水模様であり、描かれるその流水は時の流れを表し、未来永劫の象徴とされています。日本の四季が生んだ『ジャパニーズクラフトジンROKU』をベースに、季節感じる柑橘系の素材を使用し、日本の時の流れを四季で表現しました。今この困難な時代が素晴らしいものに変わりますように」と話します。
季節は夏の暑い時期をイメージして作られたとか。カクテルの横には、流水模様を型取り、銀箔をあしらったライスペーパーと花が添えられ、涼しげな印象を与えます。
全国の各エリアから選出された12人は、10月28日(金)に「サントリーホール」(東京都港区)で開催されるファイナル(最終選考会)に出場。受賞者は、国内外での活躍の機会が設けられるほか、賞金、さらにカクテルの魅力や文化を伝える「サントリーカクテルアンバサダー」として1年間活動します。
昨年は九州・沖縄代表としてファイナルに出場した「BAR SEBEK」(福岡市博多区)に勤めるバーテンダー 大津麻紀子さんの「瑞花(ずいか)」が見事「カクテルアワード2021」に選ばれました。2年連続で九州・沖縄代表のバーテンダーがカクテルアワードに輝くことへ期待が高まります。