今年7月に起きた九州豪雨被害で甚大な被害を受けた福岡県東峰村小石原地区では、約50ある窯元の半数以上が被災しました。まだまだ被害の爪痕は残っていますが、10月上旬には「民陶むら祭」を開催するなど、村の人たちは復興への道のりを歩み始めています。そんな東峰村小石原地区を訪れました。
まず訪れたのは、国道211号沿いの「道の駅 小石原」。豪雨被害の影響でこちらの店も一時営業を停止していた時期があったようですが、早急に営業を再開。道の駅には、窯元50軒が出店する陶器コーナーや地元の新鮮な野菜を販売する物産コーナーがあり、「買い物で復興支援を」と願う人たちや小石原焼ファンの人たちで、連日にぎわっているようです。
道の駅には、レストランも併設されていて、にゅうめんを注文。料理を盛る器が小石原焼っていうのがいいですね。もともと美味しいのでしょうが、ご当地の器で食べる料理はよりおいしく、温かく感じました。
仕上げと焼き上げは熊谷さんが行ってくれるので安心です。届くまでに1~2カ月はかかるそうですが、自分で作った器を手にする機会なんて滅多にないので思い出づくりに最適です。 素人の陶芸は紹介するに足りませんが、熊谷さんがお手本を披露してくださったので、そちらをご紹介します。
迎えてくださったのは、熊谷裕介さん。熊谷さんはここで、陶芸と農業の「半農半陶」の生活をされているそうです。
陶芸体験は初めてですが、熊谷さんの丁寧な指導のもと、なんとか器(のようなもの)をつくってみました。所要時間は、約1時間~1時間30分。料金3,000円で陶芸体験ができ、湯のみとお茶碗程度の器2つを作ることができます。
仕上げと焼き上げは熊谷さんが行ってくれるので安心です。届くまでに1~2カ月はかかるそうですが、自分で作った器を手にする機会なんて滅多にないので思い出づくりに最適です。 ※陶芸体験など「カネハ窯」についての詳細はこちら素人の陶芸は紹介するに足りませんが、熊谷さんがお手本を披露してくださったので、そちらをご紹介します。
熊谷さんの手によって変幻自在に形が変わります。見学者の中からは「まるで(ドラゴンボールに出てくる)魔人ブウみたい・・・」。そんな声も上がっていました。
こうやって器の形を作っていくのですが、これを実際にやるとなると本当に難しいです。ちょっとした具合で形が崩れそうになったり、集中力がとぎれそうになったり。素人がやると本当に危なっかしいのですが、熊谷さんの手にかかると、いとも簡単に美しい器が誕生します。まさに神の手です。
小石原焼の特徴である「飛び鉋(とびかんな)」の技法も見せてくださいました。
ただ、あまりの早業でよく分かりませんでした…。知りたい方はぜひ「カネハ窯」で実際に体験してみてください。 「カネハ窯」には、伝統を受け継ぎながらも現代の食卓にあうモダンな器もたくさん並んでいますが、陶芸体験だけでなく、素敵な器が欲しい人にもおススメの窯元です。小石原に行った際はみなさんもぜひ「カネハ窯」まで足を延ばしてみてください♪