世界中の人に愛される「ムーミン」。映画最新作となる『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』は、初めてのクリスマスを迎えるムーミン一家の物語です。今回、主題歌を担当するサラ・オレインさんに話を伺いました。
主題歌のオファーが来た時の感想は? 信じられなかったですね。小さいときからムーミンのファンで、毎日アニメを見ていたんです。フィンランドの制作スタッフが私のことを知って「この映画にはサラ・オレインの声が合う!」と言ってくださり、とても幸せに感じました。オファーは日本語版だけだったのですが、英語の音源も送ってみたんです。返事がなかったので諦めていたところ、英語版の予告を見て私の声が流れたので驚きました。自分の歌が世界中で流れるなんて夢みたいです。 今回の曲で意識したことは? 普段は楽曲の世界観に合った人物を演じるように声を使い分けているのですが、今回の主題歌は自分らしく素直な気持ちで歌えました。私が子どもの時に過ごした、オーストラリアのクリスマスは夏。劇中のムーミンと同じように、雪が降るクリスマスにずっと憧れていました。その嬉しさや、子どものようなムーミンの心を表現できるよう丁寧に歌っています。 今後の目標を教えてください。 演技をしたいですね。今回は声優にも挑戦させていただきました。最終的な目標は映画を一本撮ることです。脚本を書いて監督をして、出演しながら主題歌を担当する(笑)。歌以外の表現方法も試してみたくて、最近はステージのプロデュースも手掛けています。いつまでも表現者でありたいですね。歌手だけではなく、マルチプレイヤーとして活動していきたいです。 『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』 12月2日(土)公開
好奇心いっぱいのムーミントロール。ムーミン谷にまもなくやってくるという「クリスマス」の存在に興味津々です。“クリスマスさん”ってどんな人? 次から次に出会う不思議な冬の魔法、驚きの数々、そしてムーミン谷に訪れる最高の夜・・・・・・。ムーミンたちが初めて迎えるクリスマスと冬景色が、パペットアニメの美しい世界観で繰り広げられる。 (c)Filmkompaniet / Animoon Moomin Characters TM 【配給】東映株式会社 Profile サラ・オレイン オーストラリア出身。シドニー大学を卒業後、東京大学へ留学。2012年にメジャーデビュー。3オクターブを越える歌声を持ち、「声帯のアスリート」と称される。