佐賀県武雄市山内町。閑静な山あいにある草場一壽(くさば かずひさ)工房。地元・九州はもとより全国、そして世界中からファンたちが訪れます。世界遺産・東寺(京都)で開かれた個展の来場者は10万人を超え。今回「龍と復活の女神たち」と題して6年ぶりの福岡個展が10月18日(火)~25日(火)にアクロス福岡にて開催されます。
陶彩画とは…
陶彩画とは、一言で言えば、有田焼の工法を用いた焼き物の絵画。
一般的な陶板画(陶板の上に絵を転写したもの)とは別物であり、白い陶板の上に、転写技術を用いることなく釉薬で絵付けをしては焼成し、また別の色で絵付けをしては焼成し、合計十数回の窯入れを重ねて一枚の絵を完成させます。焼き物は、鉱物が窯の中で溶け合ってできる文字通り化学反応。焼いては壊れ、焼いては壊れと地道な作業を積み重ね、試行錯誤を繰り返すなかで少しずつデータを蓄積。長い歳月をかけて焼き物ならではの輝きと透明感をたたえ、光を浴びては色彩が変化する奇跡の絵画=陶彩画が誕生しました。
個展に託した想い
~2021年、コロナ禍で開催した展示会~
「アートに何ができるだろう。私たちには何ができるだろう….」
コロナ禍で開催する展示会は、まさに「アート」を問う展示会となりました。
ソーシャルディスタンスを確保するために、前代未聞の「傘をさして鑑賞する」というユニークな展示会を名古屋・大阪にて開催。安全・安心な距離を保ちながら、こんな時だからこそ、心揺さぶるアートを体感してほしい、そんな想いが多くの人に届き、また複数のメディアに取り上げられ、コロナ禍でもアートの意義や重要性を示すことができた新しいスタイルの展示会は大盛況となりました。
草場一壽 陶彩画展
日程:10月18日(火)~25日(火)
時間:10:00~18:00
入場料:無料 ※予約は不要
会場:アクロス福岡 2F交流ギャラリー(福岡市中央区天神1丁目1番1号)
<作家の在廊について>
会期中の作家の在廊は不定期となります。予めご了承ください。
問い合わせ:草場一壽工房(佐賀県武雄市山内町鳥海10088-2)
電話:0954-45-3450 (平日9:30~17:30)