CMでも話題のフリマアプリ「メルカリ」をご存じですか? スマホから誰でも売り買いを楽しめる気軽さがうけて、若い人はもちろん、子育て世代の利用者数が急増しているそうです。そんな主婦のお小遣い稼ぎにぴったりな「メルカリ」で、意外と売れるものをお教えしましょう。
メルカリデビューのきっかけは育児グッズの処分
筆者がメルカリデビューをしたきっかけは、断捨離でした。子どもが生まれて以来、増え続けていく育児グッズを整理して、捨てようかと思っていた時、すでにメルカリのユーザーだった友人が、アドバイスをくれました。
「捨てるなんてもったいないよ! メルカリに出品してみたら? スマホで写真を撮って、簡単な説明をつけるだけ。お互いの住所や本名を知られたくないなら、メルカリ便っていう匿名配送サービスを利用すればいいんだよ」
PCがなくても、スマホだけで出品できる。購入や販売も、ボタンひとつで、匿名配送サービスもある。たしかに、それは簡単そうです。スマホ片手に、メルカリデビューを果たしました。
初出品は、あっという間に完売!
さて、メルカリではどんなものが売れるのでしょう? はじめて出品したものは、未使用の食器でした。貰い物のキャラクター物の食器とマグカップ、引き出物のティーカップ。どちらも趣味とは違い、しまい込んでいたものです。
定価を調べ、約半額で出品したところ、あっという間に売れてしまい「もう少し高値で出品すればよかったかも」と後悔するほど。
実際、定価の半額で売ると、その売上金の中から、送料やメルカリのシステム使用手数料が引かれるので、手元に残るのは、お小遣い程度で多くはありません。(送料を別途とすることもできます)
初出品の反省点を踏まえ、その後、値段をつける時には、送料やシステム手数料を引いた金額で、納得のできる値付けにすることにしました。
続いて出品したものは、もう着られなくなった洋服の数々。特に結婚式におよばれした際に購入した洋服は、1〜2回しか着ていなかったので、強気の値付けをしました。ところが、まったく売れないのです。
売れる秘訣は、「出品時間帯」と「値段設定」
実際、どんな洋服が、どのくらいの値段で出品されているのか、確認したところ、でるわでるわ洋服の山!! メルカリは、新しいものから順番に掲載されていくので、出品の多いジャンルは、どんどん埋もれていきます。出品した瞬間に、誰かの目に留まらないと、売れないことが分かりました。
そこで工夫したのが、出品する時間帯です。
私が主に売りたいものは、使わなくなった育児グッズだったので、育児グッズを欲する主婦層が、スマホを見ている時間帯(昼13〜16時と夜21時以降)に出品することにしました。
もしあなたが売りたいものが、若い世代に向けたものなら、21時以降〜深夜に出品するとよいでしょう。もっと年配の世代をターゲットにするなら、早朝出品もありかもしれませんね。
また出品する前に、同じ商品がないか検索して、すでに販売されている同商品よりも、少し値段を下げて販売しました。
同じものなら、少しでも安く買いたい消費者心理を突いた作戦でしたが、出品のタイミングと値段設定は、秒速で売る鍵だったと思います。こうして、色々なものを出品するうちに、売れるものが分かってきました。
高値で売れたのは「おもちゃ」?!
例えば、思いがけず高値で売れたのは、デパートで購入したおもちゃでした。積み木や木製の電車は、出品してすぐに問い合わせがあり、5分後には完売! マグフォーマーというマグネットのブロックや、知育玩具、英語教材なども、綺麗なものであれば、正規の値段の7割〜半額程度で売れることも。
「お義母さん! 子どもがちっとも興味を持たなくて、持て余していた英語教材、高値で売れました〜! このお金で、子どもが欲しがっているものを買ってあげます!」と心の中で感謝することもしばしば。
またベビーゲートやトコちゃんベルト、ブランドの抱っこ紐などの、一定期間しか使わない育児グッズは、元の値段が高いため、大きな収入になります。ただし、ベビーゲートのような大型の育児グッズは、送料も上がってしまうため、値付けの際は、送料込みで損しない値付けをしなくてはいけません。
他には、出産祝いでもらったものの、趣味と違っていて着用しなかったベビー服やベビーシューズも、タンスの肥やしにならずにすみました。
これらは、「売れるだろうな」と思って出品したものでしたが、「まさかこれも売れるの?」と驚いた意外なものもありました。
意外と売れて驚いたものは?
例えば、意外と売れたのが、マクドナルドのハッピーセットのおもちゃです。 子どもにねだられるまま購入したハッピーセットのおもちゃは、すでに持っているものと被ってしまうことも。こうした被ってしまったものを出品すると、即落の連続! 「せっかくだから全種類コンプリートしたい!」と、購買意欲を掻き立てられるのか、飛ぶように売れています。
さらに予想外に売れたのが、ペットボトルドリンクについてくるおまけです。 ディーン&デルーカや、イッタラ、ル・クルーゼなど、女性に人気のブランドとコラボした、ミニチュアのマグネット等は、コレクターが多くて、争奪戦。
自分自身は、集めていなくても、日頃買うペットボトルドリンクをおまけ付きのものにして、ある程度集まってから出品すると、意外に高値で売れるのでした。
こうした小物は、大きな収入にはなりませんが、コツコツ貯めていけば、気づけばちょっとしたお小遣いに!なんといっても、増え続けていくモノを、簡単に販売できるのも嬉しいところです。
年末の大掃除に向けて、断捨離を検討中の方は、フリマアプリを活用してみてはいかがでしょう?
(ファンファン福岡一般ライター)