美食家が集う福岡市・西中洲にはあらゆるジャンルの名店が立ち並んでいますが、外せないフレンチの名店が「Restaurant Arena(レストラン アレナ)」。以前もご紹介しましたが、その時は食べられなかったコース料理をついに堪能しました!今回は、その芸術的な一皿一皿をご紹介します。
こちらのお店のメニューは、10,000円のコースのみ。白一色の室内で、その時を待ちます。
テーブルの上に置いてある大きなアルバムのようなものが目に入りました。なんだろう思って開いてみると・・・
ワインリストでした!
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どれにしようか迷ってしまいますが、そんな時はソムリエに聞くのが一番。料理に合うワイン、好みの味のワインを的確に選んでくださいます。
それでは、お待たせしました。10皿構成で織りなす芸術的な料理をご紹介します。
まずは「Rhum Rasin-ラムレザン-」
ラムレーズン、フランボワーズ、フォアグラの美しいコラボ。手でつまんでデザート感覚で楽しめるのもいいですね。 続いて、「Hiver d’Arome-冬のアロマ-」
二皿目にしてやられたという感じ。絶品です!柚子とミニロメイン、ホタテ、牡蠣の素晴らしいマリアージュ。ホタテや牡蠣がこんなに美味しいものだなんて感激しました。 三皿目は「Mineral de Terre-土のミネラル-」
ゴボウと馬肉、クレソンの一皿ですが、クレソンがアクセントになっていてこれまた美味! 土のミネラルのあとは、地上、そして海へ!大分のクロとブラックオリーヴ、姫カブの「le Noir-ル ノワール-」
このソースの盛り付け方が何とも言えません。もはや料理というより、美しい絵画を食しているような感覚です。 五皿目は「Truffe coquillage-トリュフ コキアージュ-」(北海道 ツブ貝、九条ネギのブレゼ、トリュフ ヴィネグレット)
六皿目は「L’Ensemble-ランサンブル-」(名古屋コーチン、ムール貝のジュ、ミツバ)
七皿目は「Chevreuil roti-蝦夷鹿ロティ-」(蝦夷鹿、菊芋、ビーツ ブラックカラント)
八皿目は「Roquefort au Dacquoise-ロックフォール オゥ ダッコワーズ-」(ロックフォール、セロリ、グラニースミス)
九皿目「Pensee Blanche-パンセ ブロンシュ-」(オパリス、ベルガモット、ラフランス)
素晴らしいの一言に尽きる(どんな言葉を以てしても表現できない)料理の数々。最後の一皿は、青森 紅玉、フランス 栗、グラスシナモンを使った「Caramelia-キャラメリア-」でした。
ゆっくりとした時間の中、堪能した十皿。どの料理も絶品でした。これが10,000円で堪能できるなんて贅沢の極みです。最高のおもてなし、料理とワインを提供してくれたシェフとソムリエに心からの感謝を伝えたいと思います。
福岡で時を忘れるような上質な夜の演出を楽しみたいときには、ぜひ「Arena」を思い出してください。忘れられない一皿に出会えること間違いなしです。