ちょっと寒さもゆるんだ福岡市在住のキジトラ猫のサニによるブログ「サ日記」は続きます。人間に先駆けて不要不急どころかあらゆる外出を止められているおれがパトロールしないうちの庭は、いつのまにか大きいの小さいの二匹の黒猫がやりたい放題になっている。
猫のサニです。おれが住む福岡県にも、今月7日まで緊急事態宣言とやらが出ているが、なんとか延長にならずに済んでほしいですニャ。自由に外出も出来ない苦しさは、おれにもわかりますからニャ。
そんなおれをあざ笑うかのように、夜ときどきガラス戸越しに挑発しに来るやつがいる。クマのように丸まる肥えたクロだ。ニャアニャアギャアギャア騒いで、おれに出てこいと言ってるのか。望むところだが、夕方には雨戸まで締めてしまうから出るに出られん。
Jが長年愛用するボロい自転車の前でわがもの顔。困ったもんだ。
土や草の上でゴロンゴロンするのが得意技のようだ。においをつけて、縄張りを主張してるらしい。
ほっとくと、いつまでも無限にやっておる。そんなことをしても、そのうちおれが痕跡を消して回るからムダだ。
おれ様の鋭い眼は、節穴ではニャイ。
こいつは行動範囲が広い。100メートルほど離れたドラッグストアのあたりにも現れるという。Jはこいつのことを「クマ」と呼ぶことにしたらしい。 たしかに、熊のような体格だ。しっぽが短いのはおれと同じだ。
前にも書いたと思うが、庭の中にある神様をまつる「祠(ほこら)」に入り込む猫もいる。この黒いのもそうだが、さっきからの「クマ」より 小さい。まだ子猫だ。クマの子どもなのだろうか。
クマは、祠の下でじっとしている。図体がでかいから、中に入りきらないのか。
祠の横にある梅の木を支える棚には、子クロ。
アップにすると、こんな感じ。クマほどは慣れておらず、近寄ってこないという。
くやしいことに、やつらのようにおれは外を自由に歩き回れないが、まあ今は寒いから家の中のほうがよい。
ユニクロのフリース毛布はあったかくて踏み心地がいいぞ。正月に買ってもらってから愛用している。 ところで、ちょいと前テレビのニュースでおかしなことを二回聞いた。「真冬並みの寒さ」とか言ってるが、今が真冬じゃなかったらいつが真冬だというのか。 なにしろ、1月20日は「大寒」だったから、寒さの王様みたいなもんだろう。
ああ、やっぱ「寝るより楽はなかりけり」じゃ。この家に入り込んで正解じゃったぞ。
おれのイケメンをアップで見せたところできょうは終了。2月に入り、少しだけあったかい日も増えそうなので、次回あたりは、大御所のしろさんの話題とかも 書けるかもニャ。おたのしみにニャ。