好きなレコードが触って聴ける! 長崎県西海市の『音浴博物館』で感動体験

MIKIファニット長崎県西海市のさいかい体験民泊へ、モニターとして参加してきました。  福岡からだと九州自動車道の鳥栖経由という方も多いと思うのですが、今回私たちは、福岡市から唐津経由で車で移動しました。海を見ながらの2時間のドライブ。なかなかこちらも、快適ルートでした。 ツアーの始まりは長崎オランダ村での待ち合わせ。この街並みは、異国情緒あふれる風景に気分も盛り上がります。

出典:ファンファン福岡

昼食は、長崎オランダ村の中にあるおしゃれな「西海キッチン」で「さいかいポークのステーキ・ランチ」をいただきました。

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こだわりの無菌豚、パキッとした歯ごたえとたまらないジューシーさ。旅の充実ぶりを予測させます。

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いよいよお待ちかねの音浴博物館です。 車を走らせると、思ったより山の奥になっていくため「道を間違えたかな」と不安になりそうですが、看板を信じて進みます。すると現れるのは、静かに時を刻む古い木造の小学校校舎です。

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この建物は、戦後、満州から引き揚げた方たちが、「自分たちの子どもたちのために」との思いで手伝って建てた小学校校舎です。横に広がる教室は一階の平家造り(階段の昇降がないので、ゆっくり回れます)。またこれらの膨大な展示品はすべて個人の持ち物を寄贈されているもの。その評判を聞きつけ、「うちにあったものですがより多くの方に聞いてもらえたら…」と、さらに貴重なレコードの寄贈も増えていっているそうです。

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これらを管理するスタッフの方々の多くはボランティア。山道を毎日50kmかけ通って来られる方も。しかも、かつて寄贈主で館長だったご夫婦が飼っていた、甲斐犬のゆきちゃんがさみしがらないようにと、館長代理も時に泊まり込み、ゆきちゃんとこの博物館を守っているとのことです。(あ、ゆきちゃんは、かなりご高齢のため、見かけても、そっとしていてくださいね)

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すべて人の善意、手作りであったかさを感じる「音を浴びる」音浴博物館が、私たちを優しく、向かい入れてくれます。 こちらでは100年以上前の蝋管レコードから貴重なSP盤、LP盤、ドーナツ盤などを16万枚以上そろえ、同時代のエジソン式蓄音機から真空管アンプや貴重な音響機器で、実際に音を浴びることができます。

出典:ファンファン福岡
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また博物館といえば、=硬い場所=静かに見て回る=お利口さんにしているイメージですが、でも、こちらは体験型なんです。ガイドツアーで説明を聞いて、なんとレコードや機材を自分で触ることができます。

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あまりの数に思わず「こういうレコードはありますか?」と聞いてみると、これがほとんどあるんです。レコードは部屋中ぎっしり、ジャンルごとにきちんと整理され、手作りの7段の棚に、上から下までぎっしり収まっています。私はウエストサイドストーリーや、キャッツなど大好きなミュージカルを次々とかけ、楽しんでいました。

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そして体験型のいいところ、それらのレコードを大切に取り出し、なんと自分でかけることができるのです。レコードを知っている世代の私でも、「レコード盤に針を落とす」という大役は、いつも姉がつとめていたので(私は3姉妹の末っ子)、初体験で手が少し震えました。

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またレコードの楽しみ方には、その表紙となるジャケットを見るのも楽しいですよね。まるで、その一枚一枚が、絵画のようです。そういえば、私が子どもの頃、ジャケットがかっこいいレコードは、姉が部屋の壁に飾っていて、憧れの目で見ていました。でも、イマドキの若者に「ジャケット」と言うと、洋服ですか?と聞き返されそう。ドーナツバン(盤)は食べ物?。イマドキ子どもに至っては、レコードどころか、CDも見たことがなく、携帯の中にあるのが音楽と思っているはずです。だからこそかえって、懐かしい世代にはもちろん、若い世代にも新しい感覚で楽しめる場所かもしれません。あたたかい薪ストーブに、いくつも並ぶ揺れる椅子を、スピーカーの前の好きな場所を選んで、心地よくゆったり座って音楽を楽しむ時間もいいものです。なんと優雅な。(音楽評論家の湯川れい子さんや、ななつ星のツアー客の皆さんも来られたとか) 面白かったのは、スピーカーの聴き比べです。スピーカーだけ、ずらっと何十台もある部屋が、また別にあるんです。それらは作られた年代でナンバリングされていて、レコードの発売当時と、同じ時代のスピーカーに切り替えて聞き比べができます。そのため最近のスピーカーから遡り、レコードと同じ時代のもので聞いていくと、より重低音が響き、音楽素人の私が聞いても違いがわかります。私はウエストサイドストーリーや、キャッツなど大好きなミュージカルを次々とかけ、楽しんでいました。目を閉じてじっと聞いて見ると、まるで劇場にいるみたいです。貴重な日本の歌を、これらのスピーカーで聞くと、「あ!美空ひばりさんが、越路吹雪さんが、ググッと私に近づいてくる!」と、すごい迫力でした。

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2020年に開催の東京オリンピック、前回1963年の東京オリンピック時の実況レコードを聞けるとは(まだ生まれてなかった) 私が西日本新聞で体操の連載(ちょこっと体操)を昨年まで担当していた時、一緒に出演してもらった田中健さんのレコードも発見しました。 これは中森明菜さんのデビュー当時の、なぜか2種類あり、デビュー前と決まった後に撮影した、二つの顔が微妙に違うというレアなものもあります。見比べてみるといいかも。昭和の品物も多く展示されています。

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私はこの音浴館はすっかりハマりました。次は友人も連れてきてあげたいと思います。雑音届かぬ山奥は、携帯も繋がりませんので、集中してその世界浸れます。「1日いる人もいますよ」と、事前に聞いていたその気持ちがわかります。モニターツアーの担当者さんから「さあ、もう次に向かうため出ますよ。」と何度も促されても「もう少しだけ…」と粘り、最後はしぶしぶ出ました。私があまりに未練たっぷりに帰って行くので、お声をかけていただき、特別に少しの時間だけ、ポータブルプレイヤーをお借りして、宿泊先の部屋でも楽しみました。 みなさん、行かれる時は、時間を余裕たっぷりにとっての方がいいかもしれません。

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ちなみに、このような会社の創業20周年記念のDVDをいただきました。まるでレコード盤のようです。ジャケットが面白くて、家に飾っています。

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次に向かうのは農泊です、ノウハク?とはなんぞや?これまた、聞いたことない初めての体験です。農泊「ジュリアンの里」へ。こちらでは農家民泊の組織のリーダーである、農業を営む増山文明さんご夫妻宅で、体験民泊です。

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ミカンやビワを育てる増山さん。こちらでの体験メニューは、「押し寿司作り」を作ります。

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これは西海の「いくさ飯」だそうで、色合いも華やかで美しい。手作りのあったかい食事は地元産の野菜や、お魚を使ったもの。人の家に泊まるのに、気を使うかなと心配だった気持ちは、ご夫婦のお人柄で吹き飛んでしまい、まるで実家にいるようにぐっすり寝てしまいます。夜にこたつで美味しく食べた西海ミカンは、お土産に購入もできます。(みかんもいろいろ種類があるんですね)

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エコビレッジさいかい元気村へ。ここは、増山家のミカン畑を解放し、みんなの力で変えて行った場所!話をうかがったらどうしても見たくなり、お願いして連れていってもらいました。土の家、藁の家、ピザ釜、野菜畑を自分らで作るなど、まるでDASH村、ここも人のあったかさ満載です。

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この西海は、天正遣欧使節団の一人、中浦ジュリアン(1568〜1633)の故郷です。天正遣欧使節団4人の少年は1582年に長崎からポルトガル、スペイン、イタリアなど諸国を訪れています。この時代にそんな人たちがいたとは初めて知りました。訪問先では、スペイン皇太子やローマ教皇に謁見し、日本に帰国後は聚楽亭で豊臣秀吉の前で、西洋音楽を披露するも、中浦ジュリアンはキリスト教弾圧で最後は殉教するという激動の生涯を閉じます。 彼らが農村漁村から当時の最先端の場所へ、その目にどんな風に感じたんでしょう。

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キリシタン大名大村純忠が開港し、栄華を極めたキリシタンの街に訪れたのは、『日本史』の著者ルイス・フロイス(1532〜1597)。この記録が残ったおかげで、当時の日本の状況が伝えられているものも多いそうです。 最先端の場所から、独特の文化を持つ当時の日本へ。その目にどんな風に感じたんでしょう。公園の像を見ながら、思わず問いかけました。

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立場は違えどどちらも開拓者です。誰もが知らない、やってない事を成し遂げようと、開発されたばかりの帆船で、大きな海原へと旅立ったんです。 そう思うと、何か自分の人生に迷ったり、不安になった時、この地を訪れ、ゆっくり考えるのもいいかもしれません。

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オススメはガイドさんの話を聞きながら巡ること。解説があるおかげで、めまぐるしい歴史の流れに翻弄された物語が、史跡となっているその風景隣、全く変わって見えていきます。これは聞かなきゃもったいないです。 最後は私の父母の新婚旅行の思い出の場所、西海橋を通り、帰りました。 人生に悩んだ時、人のあたたかさに触れリフレッシュして、思い切って旅たつと考えに触れたい方は、西海へGO! なにかあなたの心に感じる旅になること、間違いなしです。

出典:ファンファン福岡

おまけ グルメ情報 ランチはここでした。Uncle Randy`s  TEXAS BBQ 

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大村湾を一望できる店内は、お客様は外国人の方が半分ほど自然に英語が飛び交ってます。アメリカから輸入した釜で焼いたリブステーキは、食べ応えありです。私はコーンブレッドも好きでした。

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撮影 山本美千子(Webマダム)

※情報は2018.1.22時点のものです

出典:なまはげみき

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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