クリスマスは「新しいパパが欲しい!」悲しすぎるお願いのワケ

 子ども達にとって、楽しいイベントの続く12月。我が家は子供が12月生まれなので、毎週のように、ケーキを食べ、プレゼントを渡し、親の懐はすっかり寂しくなってしまいます。それでも「サンタさんは、なにを持ってきてくれるのかな?○○だったらいいな」とワクワクしている子供達が、目を輝かせながら、プレゼントのおもちゃで遊ぶ姿を見るのは、嬉しいものです。それなのに、涙ながらにクリスマスプレゼントをお願いした子がいるという話です。彼が欲しかったのは一体何なのでしょうか?

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 数年前のお正月休みに学生時代の友人と会いました。昔とかわらず笑顔の素敵な彼女は、今、住宅関係会社で働く正社員で、平日にお休みがあり、土日のどちらかは住宅展示場で働いているそうです。  忙しい毎日ながらも、ひとり息子との時間を大切にしていて、「息子と遊園地に遊びに行った」「あの公園は遊具が多くて、息子のお気に入り」と嬉しそうに話しています。  話を聞きながら、子供好きで、優しい彼女らしいなと思う一方で、「さっきからちっとも旦那さんの話がでてこない気が…」と気になりました。  なにげなく「旦那さんは、お仕事が忙しい人なんだっけ?」と話を振ると、さきほどまでの朗らかな表情が一変、愚痴モードに突入してしまいました。 「旦那は、一昔前の営業マン。イクメンとは別人種だよ。残業や接待で毎晩のように深夜に帰宅するから、子供の寝顔しか見たことないんだよね。私が土日に仕事のことが多いから、本当は子供と一緒に過ごして欲しいのだけど、接待ゴルフだ、学生時代の友人と飲み会だ…って、外の世界の付き合いばかりで、家にいることはないの」  それでは、保育園がお休みの日曜日はどうしているんだろうと尋ねてみると、自宅からすぐ近くに彼女の実家があり、日曜日は祖父母に息子を預けて、面倒を見てもらっているのだと教えてくれました。  彼女の息子は、もうすぐ小学生。大好きな祖父母とおうちの中で過ごすことも、嫌ではないのでしょうが、もっと外でかけまわって遊んだり、パパと自転車やキャッチボールをして、過ごしたい様子。  周囲のお友達が、休日に家族で出かけているのも、羨ましく思っているようで、「今週は、パパとママと一緒に遊びたいよー」とおねだりされることも少なくありません。そんな時、事件が起こりました。

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 クリスマス直前のある日曜日、彼女は仕事、旦那はゴルフ接待のため、例の如く、祖父母の家に息子を預けることになりました。  その日、彼女の息子は、パパと一緒に遊びたいと朝からごねていたため、祖父母の家に到着しても機嫌が悪かったそう。息子を送り届けて、そのままゴルフに行く予定だった旦那が「じゃあ良い子にしてるんだぞ」と出かけようとすると、息子はふてくされたように「パパ!行かないで!今日は僕と遊んで!」と訴えました。  旦那は、愚図っている息子の頭に手を置き、クシャクシャと髪を撫でると「ゴルフも、パパにとっては大事な仕事なんだ。おじいちゃんとおばあちゃんを困らせるんじゃないぞ」となだめて、車に乗り込もうとしました。  その時です。息子は、泣きながらこう叫んだのです。

「パパのこと大好きだけど、いつもいないし、全然遊んでくれない!クリスマスには、新しいパパが欲しい!」  こんな悲しすぎるクリスマスプレゼントのお願い、あるでしょうか。  そして、こんな切実な言葉も、旦那には届かなかったようで、祖父母が息子をなぐさめているのを見て「すみません、宜しくお願いします」と、そのままゴルフに行ってしまいました。さらに翌週は、飲み会へ参加して午前様だったそう。  クリスマスに新しいパパが欲しいと思うくらい、今のパパと一緒に過ごしたいと思っている彼女の息子が不憫で、「もうちょっと家族のために時間を作ってくれたらいいのにね。『パパ、ママと遊びたい』って言ってくれるのなんて、幼い間だけなのにね」と、彼女と言い合いました。  愚痴を吐き出し、一緒に憤慨した後、彼女は少しすっきりした表情で、「改心しないなら、本当にパパをチェンジするっていうのも手よね!」と笑い飛ばしたのでした。 (ファンファン福岡一般ライター)

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