日本人に多いとされている「高血圧」。高血圧自体には自覚症状がないことがほとんどですが、血圧の上昇は様々な疾患をもたらすリスクが。まずはこの記事を読んで血圧に関心をもってみませんか?
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血圧の数値はどのような状態を示している?
「血圧」という言葉は広く知られていますが、実際に血圧の数値がどのような状態を表しているかをご存知の方はあまり多くないかもしれませんね。 血圧とは、心臓から送り出された血液が血管の壁を内側から押す力のことをいいます。 血圧を測定すると「上の血圧」と「下の血圧」の2種類の数値が表示されますが、心臓が収縮して血液を体に送り出すときの血圧が上の血圧(収縮期血圧)、心臓に血液が戻ってくるときの血圧が下の血圧(拡張期血圧)を指しています。 高血圧とは、血管に高い圧力がかかっている状態を指します。そのため血管に負担がかかって傷がついたり、臓器が障害を起こしやすくなったりするのです。
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正常な血圧とはどのくらい?
血圧は測定する時間帯や測定する環境などによっても変動が生じます。そのため、できるだけ落ち着いた環境で、同じ時間帯に測定を行うようにすると良いでしょう。 循環器系の病気に最もかかりにくいとされている「至適血圧」は140/90mmHg未満です。正常な血圧の範囲は、一般的には120~129/80~84mmHgとされています。血圧がこの数値以下におさまる方はひとまず安心ですね。 一方、高血圧とは「収縮期血圧が140mmHg以上であるか、拡張期血圧が90mmHg以上」の場合を指します。収縮期・拡張期のいずれか一方でも高ければ「高血圧である」ということになりますので、より一層健康を心がける必要があります。
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