理不尽すぎる!怒り狂うモンペを見事に鎮めた男の子の優しい一言

モンスターペアレント、通称モンペ。自己中心的で理不尽な要求をする親を意味します。

 皆さんは、実際にモンペに遭遇したことはありますか?  筆者の場合、友人達と会うたびに様々なタイプのモンペ話を聞くのですが、その多くは、理不尽で話が通じず、最終的にはモンペを刺激しないように接触を避けるほか、解決策はありません。そんな敵なしのモンペを、見事に封じた一人の男の子がいたのです。彼は一体なにをしたのでしょう…。

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 友人Aさんの息子は、幼稚園の年長さん、もうすぐ6才です。息子が通う幼稚園では、放課後に幼稚園内の施設で、様々な習い事に参加できる課外教室が盛んです。  例えば、ピアノや英会話、体操、サッカー、野球、バレエなど、課外教室は多岐にわたり、カリキュラム内容も良いと、多くの親御さんに好評なのだそう。Aさんの息子は、英会話と野球を習っていました。  年長さんに進級してすぐのある時、幼稚園のお迎えに行くと、同じクラスのBさんに呼び止められました。 「Aさんのお子さんは、英会話と野球の課外教室に参加しているんでしょう?習い事の雰囲気や、先生の教え方は、どんな感じ?満足している?」  Bさんの子供は、まだなんの課外教室にも参加していない様子。 「春だから、なにかはじめたいと思っているのかな?」と思い、「英会話の先生は、バイリンガルで優しい人だから、子供もきれいな発音で英単語を話せるようになって、おすすめよ。野球のコーチは、若い男性で熱心だから、我が家みたいに旦那がキャッチボールの相手をできないなら、いいんじゃないかな?」と親切に伝えました。  ところがBさんは、「へぇー…でも、英会話の先生は、外国人のネイティブの先生じゃないんでしょ?オールイングリッシュのクラスじゃないと、週1回習ったくらいじゃ英語を話せないって聞くよね。野球のコーチも、プロ経験者じゃないんだもんね。なんだか中途半端なことを教えられそうで、私だったら、もっと本格的な野球チームに入れるなぁ」と何故か批判的なことしか言いません。  Aさんは、ここで反論して面倒なことになりたくないと「そうかもね。Bさんはお子さんにあった習い事を、選べばいいと思うよ」と、さっさとその場から離れました。

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 それから数ヶ月後、野球教室で、ビッグサプライズがありました。 コーチが、高校時代に一緒にプレイしていたチームメイトが、実はプロ野球選手になっていたそうで、オフシーズンだから…と野球教室に遊びにきてくれたのです。  その選手が、プライベートで来ることは極秘で、野球教室に通う子供達やママ達はもちろん、幼稚園の先生達にも知らせていませんでした。  突然現れたアスリートの格好良さに、子供はもちろん、ママ達も興奮状態。子供達は、現役のプロ選手から直接指導してもらい、握手&写真撮影会になったそうです。Aさんの子供は、自分のグローブにサインをしてもらい、とても喜んでいました。  翌日、Aさんが幼稚園にお迎えに行くと、仲の良いママ達から「昨日、野球教室に●●選手が来ていたんでしょ?いいないいな!格好良かった?うちもサッカーじゃなく、野球を習わせたら良かったわ」と話しかけられました。  写真を見せながら、その時の様子を話していると、Bさんが突然会話に乱入してきたのです。 「ねぇ!私がそのチームを応援しているって、前に話したよね。しかも私が一番応援している●●選手が来たのに、教えてくれないなんて、酷くない?」とまくしたてます。  Bさんと話したのは、以前、習い事について聞かれた一回だけ。お迎えの時に挨拶しても、会釈するだけで、まったく親しくありません。  Bさんが●●選手を応援しているだなんて初耳です。Aさんは苦笑しながら「サプライズだったから、当日まで誰も知らなかったのよ」と説明しましたが、Bさんはまったく納得せず、聞く耳をもちません。  「そういえば、前に野球教室の評判を聞いた時も、プロ野球選手が遊びにくるなんて言ってなかったじゃない。隠してたんでしょ?酷い!」

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 あまりの剣幕に、周囲のママ達は「貴方の子供は、野球教室に参加していないんだから、呼ばれなくて当然でしょう」とたしなめても、Bさんは「すぐに呼んでくれたら行けたのに酷い!そもそも幼稚園の園児全員で、●●選手に会えばいいのに、野球教室の子だけ贔屓するなんて、ずるい!」と責め立てます。  けれどAさんも、野球教室に通わせている他のママ達も、Bさんの連絡先を知らないのに、どうやって教えれば良いのでしょう。自己中心的で理不尽。まさにモンペです。  ここは、穏便になだめて、逃げるしかないか…と、Aさんと親しいママ達が目で合図をしあっていると、Bさんの息子がすっと近づいてきました。  そしてBさんの洋服をキュッと引っ張り、「ねぇ、ママ!」と声をかけました。 興奮していたBさんも、突然の息子の呼びかけに、多少目が覚めたよう。「なに?今、ママは大事なお話中なんだけど…」と言いかけたその時、Bさんの息子がにっこりしてこう言ったのです。  「僕がプロ野球選手になって、●●選手にいつか会わせてあげるからね。わがまま言わないの」 モンペの子とは思えないほど、穏やかで優しく、ハツラツとした5才男子の言葉で、鬼の形相だったBさんはすっかり元通りに。  モンスターを封じるには、我が子の言葉が一番効いたようです。そしてAさんや周囲のママ達も、引きつっていた顔が緩んでいました。  気づけば、Aさんは「そうね。Bさんの息子くんも一緒に野球教室に通おうよ。うちの子も同じクラスのお友達が、チームメイトになったら喜ぶよ」と笑いかけていました。  今は、Aさんの子も、Bさんの子も一緒に、野球に励んでいるそうです。 (ファンファン福岡一般ライター)

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