“キャベツに酢ダレ”文化誕生はここから「戦国焼鳥 家康」

創業50年以上の名店の秘密に迫る企画【老舗探訪】。 今回は、創業55年、「戦国焼鳥 家康」をご紹介します。

出典:ファンファン福岡

キャベツに酢ダレの文化はここから 入店すると太鼓の音が響きわたります。 「戦国焼鳥 家康」は県内に11店舗あり、1963年の創業以来、福岡の焼き鳥文化を支えてきた草分け的存在です。 当初は箸を置かず、約15種類の串と日本酒、ビールのみを提供。 福岡で定番の「キャベツに酢ダレ」は創業者・大島静喜さんほか“武将系焼き鳥”「信長」「信秀」の創業者である大島兄弟が発案しました。中でも酢ダレにレモンを入れるのは「家康」の特徴です。

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独自のスタイルを貫き人々を魅了 大学生時代にアルバイトとして働き始めた専務取締役・藤田道廣さん。 焼き台を間近で見られる仕切りのないキッチンや太鼓を置く個性的な店づくりに心を奪われ、大学を辞めて入社を決めたそうです。店長職に就き50年。今も焼き場に立ち「やっぱり現場が楽しいね」と話します。立ち上る煙の中、一心に串を返す姿はまさにレジェンド。 「家康」が福岡の焼き鳥文化の歴史をつくってきた証は彼とともにあるのではないでしょうか。 老舗のひとこと お客さまが何を考えているのか予測して対応する。焼き物と一緒で経験を積まないと難しいのですが、そうすることでお店は回ります。(専務取締役・藤田道廣さん) 《戦国焼鳥 家康 博多駅前14号店》 福岡市博多区博多駅前2-5-1 TEL/092-481-4147 営業時間/17:00〜翌1:00、日〜24:00 定休日/なし

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