沖縄のソウルフードとして知られるポークたまごおにぎり。沖縄では行列のできる人気店として知られる「ポークたまごおにぎり本店」が12月1日、福岡市博多区の櫛田神社そばにオープンしました。
スパムと卵焼きをご飯でサンドしたポークたまごおにぎりは、沖縄では「おにポー」と呼ばれ愛されています。同店代表の清川勝朗さんは、大阪出身。沖縄で結婚し、奥さんが朝作ってくれた出来たてのおにポーのおいしさに衝撃を受けたとか。それまで食べていたおにポーとは違い、出来たては熱々ふわふわ! 「この感動をより多くの人に味わってほしい」と思い、オーダーを受けてから作る専門店を立ち上げたそうです。 全部で13種類あり、<Standard>が6種類。ほかにも豪華版の<Special>や福岡限定<HAKATA Limited>が。限定の「博多めんたま(税込み380円)」「アジタル(450円)」「梅しそ(350円)」は清川さんが博多でおいしいと思った食材を詰め込んだ特製おにポーです。博多を訪れると食べていたという、がめ煮を入れるおにポーも考えたそうですが、具材がこぼれおちてしまうため断念。諦めきれないそうなので、いつの日かメニューに並ぶかも!? 沖縄で人気が高いのはスタンダードな「ポーたま(280円)」と「あぶらみそ(300円)」。豚バラ肉とみそ、黒糖をじっくり炒めたという手作りの油みそが気になったので、「あぶらみそ」を注文しました。
待つことおよそ5分…。手に持つとほっこり温かいおにぎりが出てきました。おにぎりとはいうものの、握ってはなく、二つ折りの財布のような形です。見た目もかわいく、思わず写真をパチリ。イートインスペースの壁がとても“写真映え”しそうだったので、そちらで撮ってみました。
いざ実食! 大きく口を開けてかぶりつくと、スパムのしょっぱさとたまごの甘みが絶妙にマッチ。ご飯もほどよい炊き加減でほろほろと口の中でほぐれます。油みそは黒糖の甘みがみその味を引き立てていて、スパムとみそだと塩辛くなるのでは…という懸念を吹き飛ばします。およそ10cm×10cmのビッグなサイズですがペロリと食べてしまいました。
一緒にオーダーした「もずくスープ(250円)」は、沖縄県産の食べごたえのある太いもずくと、とろろ昆布、島豆腐が入ったかつおだしに、ショウガの風味がアクセントになっています。こちらはおにぎりの味付けを濃いめにしてある分、だしの味を生かした作りになっています。体の芯から温まるので、これからの季節にはうれしいですね。 清川さんがレシピを考案したという「さんぴん茶シークワーサー(250円)」は、ジャスミンの香りとシークワーサーの爽やかな後味がおいしいお茶。食後にぴったりです。もちろん、おにぎりとの相性も抜群ですよ!
スタンダードメニューから6種類を選ぶ「スタンダードボックス(1,700円)」や「島豆腐の厚揚げと自家製油味噌(450円)」の<Special>おにポー3種類なども楽しめる「スペシャルボックス(2,050円)」も販売されています。
できれば出来たてをその場で味わってほしいですが、お得なボックスでたくさんの味を楽しむのもいいですね! 「ポークたまごおにぎり」で沖縄気分を味わいながら、ゆったりしたひとときを感じてみては。 ポークたまごおにぎり本店 住所:福岡市博多区冷泉町3-15 営業:7:00~21:00 電話:092-263-8300
※情報は2018.12.3時点のものです。