手づくりの離乳食がかわいそう? 姑のびっくり発言の理由

 私は、子どもの健康のために、離乳食はすべて手づくりしようと決め、本を買って日々勉強していました。そんなある日、姑から耳を疑うような言葉がでてきました。

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姑の訪問がストレスに

出典:iStock.com/SerAlexVi

 週に何度か、連絡なしに訪問してくる姑。ある日、0歳の長男のごはん前にたくさんの荷物を持ってやってきました。荷物の中には市販の瓶詰ベビーフードが十数個。
 「小さい子が食べるものはおいしくなさそうなものばかりだったから、おいしそうなものを選んできたよ!」笑顔で持ってきた姑には申し訳ないですが、離乳食は手づくりにしようと考えていたので、正直困ります。  

 離乳食教室でも、市販のベビーフードは味付けが濃いから、外出や緊急時に食べさせるようにと言われていたのに、姑は毎日食べさせるものとして買ってきたようでした。しかも見た目重視で、対象月齢ではないものばかり。
 「これはまだあげられないです」と伝えると、対象月齢になるまで取っておけばいいと…。 

 「お義母さん、離乳食は手づくりのものをあげたいんです」とやんわり伝えると、
 「手づくりの離乳食なんてかわいそうだね」と一蹴!! 

 頭が真っ白になり、顔がひきつるのが自分でもわかりました。姑は気づいてなかったようですが、怒りとモヤモヤした気持ちをどうにか抑えつつ、苦笑いで過ごしました。

 それから数日後、
 「今からいくけど、前にあげたベビーフードはもうないよね? どれを一番食べていた?」と…。
 「離乳食は手づくりしている」
 「対象月齢のものではない」
 「まだたくさん残っている」何度伝えても姑はベビーフードを買ってくるのをやめてくれません。消費しきれないベビーフードを見せても、
 「何をあげているの?」と全く声が届いていない状態…。これは嫌がらせなの? 次第に姑の来訪がストレスになり、胃が痛くなってきました。
 

夫に相談して分かったこと

出典:iStock.com/DimaBerkut

 姑の来訪がだんだん恐怖にかわり、夫に相談することにしました。
 「わざわざ手間をかけるよりも、購入したほうが楽になると思ったんだよ。昔から買って代用する人だったから…」と、夫はこれまでのエピソードを話してくれました。

 夫は物心ついたころから家で靴を洗ったことはなく、靴は洗わずに履きつぶして買い替えるものと思っていたそうです。初めて聞いたときはビックリしましたが、夫は3兄弟で母子家庭。つまり、姑は女手ひとつで3人の子どもを育てたんです。   働くことに専念していた姑は、修理など手間をかけるより購入したほうが手っ取り早いという考えでこれまできたようです。

 逆に私は、何でも修理しようとするし、手づくりが好きなのでベビーグッズもいくつか手づくりしていました。それが姑からは、
 「手間ばかりかけてお嫁ちゃんがかわいそう、大変そうだから何か買っていこう」と思われていたようです。ベビーフードを大量に持ってきていたのは、私の負担を減らすため…。姑の想いを知らずに腹を立てていた自分が情けなくなりました。    

 姑の言動には今でもビックリすることが多いですが、尊敬する面もたくさんあります。男子を育てあげたという経験値は姑にはかなわないので、ちょくちょく知恵や経験を参考にしつつ、男の子育児に役立てることにしました。

 ただし夫から、「嫌だと思ったことはハッキリ伝えないと伝わらない…」というアドバイスがあって、自分の意志は我慢せずに伝えるようにしています。長い付き合いになるので我慢していると余計にギクシャクしそうですからね。 

(ファンファン福岡一般ライター)

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