「個性の伸展による人生練磨(れんま)」を建学の精神に掲げ、1960年に開学。1万4千名以上の薬剤師を社会に送り出しています。時代のニーズを捉え2016年に漢方薬学科を新設しました。
地域の未来を考える 2018年6月、世界保健機関(WHO)が、新しい国際疾病分類の第11回改訂版(ICD–11)を公表。来年の総会で認定されれば、国際疾病分類に漢方を含む伝統医療の章が加わることになります。 第一薬科大学は、時代に先んじて漢方薬学科を新設し、西洋医学と東洋医学の融和を目指してきました。漢方医学を代表とする東洋医学の特徴は、「未病を治す」こと。検査値に異常がなく西洋医学で病名がつかず西洋薬が処方されない場合でも、漢方医学では漢方薬の処方ができます。冷え症、食欲不振、婦人科疾患などは、漢方の得意とする分野です。 「漢方でアンチエイジグ、十年後も元気に」などの市民公開講座を大学内外で行い、着実に地域の漢方ファンを増やしています。超高齢化社会の日本。漢方の魅力をより多くの方に伝えていくことが大学の一つの使命と考えています。 今年11月、第一薬科大学は、カナダ・アルバータ大学と学術交流協定を締結。これで海外の提携大学は、オックスフォード大学やケンブリッジ大学を含め15大学となりました。 2013年協定締結した米国・デュケイン大学とは、学生交換留学、学生相互の研修、共同研究などと、逐次交流を進めています。 一方で、地域における将来の災害に対する備えにも目を向けており、車両単独で調剤が行える機能を有した「移動薬局」の導入を決定。福岡市及び一般社団法人福岡市薬剤師会と「災害対策医薬品供給車両(モバイルファーマシー)活用に関する協定」を近日中に締結する予定です。 第一薬科大学は、常に将来を見据え、地域とともに新たなチャレンジに取り組んでいます。
第一薬科大学 福岡市南区玉川町22-1 電話:092-541-0161