数年前の夏休みに、久しぶりに家族旅行にでかけたわが家。離れて暮らす祖父母にも、孫たちの旅行の様子がわかるようにと、たくさん写真を撮って、その場でSNSで共有することに。でも、それが思わぬ事態をまねきました。
SNSに旅行の写真をアップすると…
祖父母と遠く離れて暮らす、核家族のわが家では、ふだんから近況報告をかねてSNSを利用しています。祖父母も、孫たちの成長をみるのをとても楽しみにしているようで、こまめにアップすることにしています。
義母は旅行の写真をとても楽しみにしていたようで、「いっぱい撮っておいでね」と期待されていました。 そこでさっそく、子どもたちが初めて飛行機に乗る様子からSNSにアップ。すると、離陸直前に義母から電話が。
「もう離陸するから、しばらく電話はできないよ」とあわてて電話を切って、機内モードへ。
とにかく義母から電話がかかってくる
目的地について、到着した様子をアップすると、また義母から電話が。
「そっちの天気はどう? 子どもたち大丈夫やった?」
食事の様子をアップすると、また電話。
「いいねぇ。おいしかった?」
観光の様子をアップすると、またまた電話。
「楽しそうやね。次はどこに行くの?」
一緒に旅行している気分を味わってもらえたら、と思っての投稿でしたが、こう何回も電話をかけてこられるとせっかくの旅行が台無しです。電話は旦那のところにもかかってきていたらしく、2人で話しあって、写真をアップするのは夜だけにしようということになりました。
すると、しばらくしてまた義母から電話が…。
義母の勘違い!
「写真の投稿をまってたのに、しばらくないから事故にでもあったんじゃないかと心配になって…」絶句とはこのこと。開いた口がふさがりません。
「なにかあったら、ぜったい連絡がいくから大丈夫。旅行中に何回も電話してるとせっかくの旅行を楽しめないから、夜おちついてから電話するね」となんとか納得してもらいました。
あとからよく話を聞いてみると、義母はSNSの投稿が自分だけに送られてきているものだと勘違いしていたようです。電話の感覚で、『連絡がきてるから、連絡を返さなければ』と思っていたとのこと!
わたしたちの周りでは、『旅行中のSNS投稿にはコメントは短くする』とか『緊急時以外は電話はかけない』などの暗黙のルールがありますが、祖父母世代には『連絡返し』の暗黙のルールがあったのです。
リアルタイムで共有できるのがSNSのいいところなのですが、世代によってこんな落とし穴があろうとは! 旅行中のSNS投稿、電話世代の祖父母には要注意ですよ!
(ファンファン福岡一般ライター)