義母はお姫様!? マザコン夫を改心させた、とある一言とは

何でも自分が決めたがる義母。そんな義母を最優先する夫にストレスを感じていました。しかし、あることをきっかけに夫の態度が変わったんです。そのおかげで苦手だった義母とも仲良くなれた体験談をお話します。

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義母はお姫様!?

出典:iStock.com/SilviaJansen

 義母は何でも自分中心ではないと嫌という人。家族や親せきもそんな義母の言いなりで、まるでお姫様のような扱いでした。  

 私たちの結婚式も、会場からお料理、引き出物まですべて義母が勝手に決めてしまいました。こちらの話を聞かずに勝手に話を進める様子を見ていると、この先の結婚生活は大丈夫だろうかと、少し不安になったのを覚えています。結局、とても楽しそうに結婚式の手配をしている義母を見て「まぁ… いっか…」と見守ることに。  

孫が生まれてさらにワガママになる義母

 しかし義母にとって初孫である娘が誕生した後、お姫様のワガママはさらに強くなりました。
 当時の義母の口癖は
 「○○さんのところには負けられないわ!」。○○さんの孫が習い事を2つしていると聞けば
 「うちは3つよ! 子どもの可能性を広げてあげるのは親の務めでしょ?」と、なにかと張り合っています。  

 また、熱心に娘を預かりたいというので家を訪ねてみると、
 「○○さんとのお茶会に連れて行くのよ! どのドレスがいいかしら?」と、見たこともないドレスが大量に出てきました。
 「え? 娘は着せ替え人形? 勝手によその孫と競わせたり、着飾らせたり、娘は義母のモノじゃないわ!」 口には出さなかったものの、義母の娘に対する扱いにかなりの衝撃をうけました。

 普段は世話好きでとてもいい義母。小さい子がいては大変だからとお惣菜を届けてくれたり、私が体調を崩すと病院へ送迎してくれたりします。ところが、自分の思い通りにならないと豹変。息子である夫は小さい頃からそういう環境で育っていたので、なんでも義母の言う通りに… というスタンスです。

 私が困っていても夫は、
 「面倒だから義母を怒らせないで。ちょっとくらい君が我慢できない?」と、義母のご機嫌を伺うばかり。 「私の子どもなのに、全部お母様が決めてしまう… 子育ての楽しみが奪われていくようで悲しい…」 義母のことで思い悩むことが多くなったある日、夫を取り巻く環境に変化が現れました。

友人の一言とは

出典:iStock.com/sunabesyou

 夫の幼馴染3人が相次いで結婚し、子どもが生まれたのです。 夫がその幼馴染たちと久しぶりの飲み会を楽しんだ翌朝、思いもよらない出来事が。

 義母から娘の誕生会のことで電話があり、夫が義母と話しています。
  「あ~、また勝手に義母が決めちゃったか…」と考えていると、電話を終えた夫が
 「誕生会はこっちから招待するからって断ったよ」と言ったのです!  

 今までは義母の言うことは絶対! というスタンスだったのに、いったい何があったのでしょう。詳しく聞いてみました。
 「実は…。昨日の飲み会で色々おかしいって言われたんだよね。みんな母ちゃんの言いなりじゃなくて、自分で決めてるって…」 私は黙って頷きました。

  「面倒を避けるために嫁に我慢させるなんて信じられないって…」 価値観が同じと思っていた幼馴染からの指摘は夫に相当響いたようで、すぐに考えを改めることを決意したようです。  

 これをきっかけに夫は、義母が怒っても自分たちで考えて決めるようになりました。義母は自分の思い通りにならずに怒ることもありますが、徐々に勝手に決めずに私たちに相談してくれることが増えてきました。  

 今ではお互い意見を言い合えるほど良好な関係を築けています。今までの義母の過度な口出しは
 「息子夫婦はまだまだ子どもだから心配」という思いがあったようです。親から見たら、子どもはいくつになっても子どもなんですね(笑)。

(ファンファンファン福岡一般ライター)

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