2月といえば…スギ花粉(涙)。目のかゆみや鼻水、鼻づまり…、つらいですよね。目や鼻以外にも、春先に頰や上まぶた、首などが赤くなったりかゆくなったりする「花粉皮膚炎」という症状があることはご存じでしたか?
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春にかけては寒暖差が激しく、エアコンによる乾燥や新陳代謝の低下も加わり、お肌の状態が不安定になりやすい季節。バリアー機能が低下した肌に、花粉などが侵入しやすくなるのが花粉皮膚炎の原因です。レインコートに雪を投げてもスルスルっと落ちるのに、けばだったニットだと繊維の隙間に雪が入り込んでしまうのと同じ。花粉皮膚炎を回避するには、レインコートのように滑らかなもっちり肌を保つことが重要です。 ぬるま湯洗顔・こすらない・潤い成分(セラミドなど)を肌に十分補給する・日焼け止めやファンデーションを塗る(肌表面が滑らかになると花粉が肌に残りにくい)など、日常のケアで、春先の肌荒れ・肌トラブルを予防しましょう。 その他、みそやぬか漬けに多く含まれる乳酸菌は、免疫細胞の6割が集中している腸内環境を整え、過剰なアレルギー反応を抑えてくれますよ。免疫系を正常に働かせるビタミンDは主にキノコ類や魚類に多く含まれますが、確実にとるならサプリメントがおススメです。まずは毎朝4000IU(IU=薬理学の単位)、症状が続くなら午後にもう一回4000IUを摂取してみて。 花粉症を改善できるとうれしいですね。 Enjoy! No allergy life!
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武田りわ
福岡市城南区梅林にある「タケダビューティークリニック」院長。 お酒と旅と家族をこよなく愛する皮膚科医・美容皮膚科医。 美容医療と漢方、オーソモレキュラー医学(栄養療法)を取り入れた統合治療に注力。