スペースワールド跡地に新科学館を移転 イオンモールと連携

 北九州市は25日、2017年末に閉園したスペースワールド(SW、八幡東区)跡地に、老朽化した児童文化科学館(同区)を移転する計画を発表した。

 21年中に大型複合施設を跡地に開業予定のイオンモールと連携。スペースシャトルの実物大模型があったエリアで、ロボットや宇宙などをテーマとした全世代対象の新科学館開設を目指す。

出典:ファンファン福岡

 イオンモールは施設のコンセプトに「買い物、娯楽、文化、食を融合させる」と掲げる。市によると、30年間の借家契約を結び、シャトル模型があったJRスペースワールド駅近くのエリアに入居する方向で調整中。地元産学と連携し、科学の面白さを体感できる展示を計画する。  プラネタリウムも設置し、市青少年課は「夜には大人が楽しめるような中身にする」と説明。現在の児童文化科学館の来館者は年間10万人ほどだが、新科学館はその5倍以上を目標に据える。  イオンとの同時開館は難しい見通しだが、大幅に遅れないようにする方針。市は、内装や展示物などの基本設計に必要な約6870万円などを盛り込んだ18年度一般会計補正予算案を、3月4日開会の市議会3月定例会に提案する。

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 SW跡地を巡っては、土地を所有する新日鉄住金とイオンモールが昨年2月、土地賃貸借の仮契約を締結。現在、遊具の撤去が進んでおり、完了すれば正式契約を結ぶ見通し。

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