福岡市・天神の福岡ビル再開発に伴い2月末で営業を終了した「TSUTAYA(ツタヤ)福岡ビル店」が、天神のイオンショッパーズ福岡店2階のフロアに移転し、4月25日(木)に「TSUTAYA 天神ショッパーズ福岡」としてオープンしました。内覧会へ行ってきました!
「TSUTAYA 天神ショッパーズ福岡」は、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(東京、以下CCC)傘下の九州TSUTAYA(福岡市)が運営。面積は2,644㎡で、書籍やCD、DVDを販売、レンタルします。福ビル店は2フロアで計2,975㎡だったので、延べ床面積はやや狭くなりましたが、1フロアでこの広さを確保できるのは、天神周辺ではイオンショッパーズ福岡ぐらいだそうです。
CCCの九州事業企画室長の谷本将太さんは「まずは広さが決め手でしたが、福ビルから300mしか離れておらず、地下街にもつながっている。九州の“今”が集まる天神という街で、知的好奇心が高い人たちの日々の暮らしを豊かにしたいという社のコンセプトにも適しているのがここでした」と言います。 移転前と同様に店内に「HONEY COFFE(ハニーコーヒー)」(福岡市)があり、購入前の書籍が持ち込めるのは以前のまま。今回は、福ビル店にはなかったコワーキングスペース「BOOK&CO.(ブックアンドコー)」が登場しました。イベントスペースは福ビル店の1.5倍に広がり、最大180人が収容可能。アーティストのミニライブや握手会などが、より一層盛り上がりそうです。
「総面積は狭くなったのに、どうしていろいろなスペースを生み出せたのですか?」と聞くと、「レンタルコーナーがやや縮小されているんです」と谷本さん。各種動画サービスの台頭で、レンタルを利用する人数が減少傾向にあるため縮小に踏み切ったそうですが、種類は減らさずに本数などで調整したのだそうです。
エレベーターを上がってすぐにあるのはHONEY COFFE。コーヒーの香りが出迎えてくれます。午前8時から営業しているので出勤前にコーヒーを飲むのもいいですね。
壁には福岡を拠点に活躍しているイラストレーター・イフクカズヒコさんのイラストが大きく描かれていて、おしゃれな印象。店内は160席が用意されています。
カフェ横には「マガジンストリート」と呼ばれる雑誌の陳列棚が店舗の奥までずらりと伸びて、傍らには九州ではここでしか販売していないという東京・祐天寺のアトリエで1点ずつ手作りしている「REEL(リール)」の雑貨や、韓国のメーカー「LIVEWORK(ライブワーク)」の文具が並びます。
福ビル店でミュージシャンが壁に書き記していたサインも一緒にお引越ししてきました。21m×2mの「サインウオール」には130人のサインが記されています。レンタルCDのスペースの天井にあるので注目して見てください。
コワーキングスペースは、「カフェで仕事したいけど長居するのは気が引ける」「外で打ち合わせがしたい」「職場以外で集中する場所がほしい」といった働く人たちの、大きな味方になってくれそうです。午前8時から午後11時まで開いています。
Wi-Fiや電源が使えるのはもちろん、HONEY COFFEのスペシャルティコーヒーが飲み放題。会議室から1人用のデスクまで用意されています。
「コワーキングスペースって名前はよく聞くけど使ったことはない」という人でも気軽に利用できるように、「ドロップインプラン」(1日税込み2,160円、1時間500円)など、用途や人数に応じたさまざまなプランが用意されています。コピー機や電話用ブース、さらには冷蔵庫や電子レンジなどもあります。
もちろんこちらにも書籍の持ち込みが可能。ちょっと息抜きがしたいときはソファのフリースペースもあるので、働くみなさん、一度お試しあれ! 予約方法や料金プランなどは公式ホームページに掲載されるそうなので、確認を。 TSUTAYA 天神ショッパーズ福岡 住所:福岡市中央区天神4-4-11 2階 営業:8:00~23:00 電話:092-717-6001
※情報は2019.4.25時点のものです