東京・浅草の人気洋食店「レストラン大宮」のハンバーグを主役にした、新業態のグリル料理専門店「グリル大宮」が4月25日、JR博多シティ（福岡市博多区）のレストランフロア「くうてん」にオープンしました。
レストラン大宮はニュージーランドやフランスで修業した大宮勝雄シェフが「日本ならではの洋食」をテーマに、独自のアレンジやアイデアを加えて「新しい洋食」を次々と提供する名店。さまざまなメニューの中でも不動の人気を誇る「ハンバーグ」は、大宮シェフが特に力を入れているといいます。
ソースは5種類あり、王道の「デミグラスソース」（税込み1,490円）はタマネギをじっくり炒めて甘味を出した濃厚なソース。さっぱり食べたい人には、ポン酢ベースでゆずこしょうの風味が効いた「和風おろし」（1,490円）がおすすめです。日替わりの「Today’sハンバーグ」（1,598円）のソースには、季節ごとの食材を使っています。 今回注文したハンバーグは、フルーツソースをベースににんにくを効かせた「ガーリックBBQ」（1,490円）と、トマトとタマネギを使用しビネガーソースでさっぱりと仕上げた「フレッシュトマト」（1,490円）の2種類。 トッピングで「目玉焼き」（100円）や「チーズ」（200円）、「ガーリックバター」（200円）も選べます。どれもおいしそうで迷ったのですが、初回なのでトッピングはつけず、ソースの味を堪能することにしました。
ハンバーグに使っている合いびき肉は、長期間穀物の餌を与えることで赤身と脂肪のバランスが良くなり、やわらかく深い味わいが特長の「麦黒牛」と、国産豚を独自の割合で配合したもの。これを丁寧に練り合わせ、表面だけ鉄板で焼いたのちにオーブンでじっくり蒸し焼きにしていきます。焼き上がりまでに15分ほどかかりますが、「おいしいもののためなら苦にならないな」とワクワクしながら待ちます。
ふと店内を見渡すと、レジの横にフォトプロップス（写真を撮るときに使う小道具）が用意されていました。最近よくおしゃれなカフェに置いてあるのを見かけます。待っている間に写真撮影なんていいかも。 そうこうしているうちに、鉄板からじゅうじゅうといい音と匂いを漂わせたハンバーグが到着です。俵型というよりはげんこつのような真ん丸のハンバーグで、コロンとしたフォルム。肉汁がたっぷり詰まっていそうで期待大です。
ナイフとフォークで弾力のあるお肉を真ん中から割ってみると、想像以上の肉汁がぶわぁっとあふれ出てきました！ これは気を付けないと正面にいる人にかかってしまうくらいの勢いです。 まずはソースを付けずに食べてみると、塩コショウの味がしっかりとします。肉の味がガツンとして、切った時に流れてしまったと思っていた肉汁が、かむほどにじゅわじゅわと口の中にあふれます。お肉の味が濃いので、すごく満足感がありますよ。
2口目はソースに付けていただきます。「ガーリックBBQ」は九州人の好きそうな甘さ。含んだ瞬間にニンニクが香り、食べている最中なのにまた次が食べたくなるという不思議な現象に。ニンニクって、なんでこんなに食欲が湧くんでしょうね…。
「フレッシュトマト」はさっぱりとした味なのですが、トマトの味がしっかりとします。ビネガーベースなので少し酸味が強く、それがお肉の甘味を際立たせている印象です。夏場の少し食欲が落ちてくる時なんて、良さそうですね。 大宮シェフが九州出店に際しこだわったというのが「九州プレミアムメニュー」。九州産の厳選素材を使用した、数量限定のグリルメニューで、九州産和牛を100％使用した「プレミアムハンバーグ」（2,138円）をはじめ、「チキングリル」（2,041円）や「ポークジンジャー」（2,138円）など、「その時期に一番おいしいもの」を提供してくれるそうです。自分へのご褒美ご飯として、こちらは今度試したいと思います。
料理との相性を重視して仕入れたというドリンクは、ワインや九州の地酒などが用意され、前菜も13種類あります。 シックで大人な雰囲気がある店内で、お酒と前菜を楽しみつつ、メインのお肉をしっかり味わえる九州初上陸のお店。ぜひ訪れてみてください。 グリル大宮JR博多シティ店 住所：福岡市博多区博多駅中央街1-1 JR博多シティ アミュプラザ博多9階 電話：092-710-6116 営業：11：00～23：00（L.O.22：00） 無休（施設に準ずる）
※情報は2019.5.10時点のものです
