福岡市科学館が入った建物「六本松421」内の2階にある「六本松 蔦屋書店」の一画に、5月1日、立ち飲み店がオープンしました。仕切りのない開放的な空間でとても入りやすいお店です。
今や福岡県を代表する日本酒「田中六五」(白糸酒造)を酒蔵と共に育て、一手に販売する住吉酒販(福岡市)が手掛ける店だけに、厳選された日本酒やワインがそろいます。それでいて1人でふらり立ち寄っても楽しめる気軽な雰囲気がうれしいです。住吉酒販が手掛ける立ち飲み店としてはJR博多駅、東京ミッドタウンに次ぐ3店舗目です。 店内にはオリジナルで調合しているというウッディなアロマの香りがほどよく漂っています。スタンディングでもすぐにリラックスできたのは、この香りのおかげかもしれません。
女性に評判がよいという「住吉レモンサワー」(レギュラー税込み648円)を頼んでみました。久留米市の酒蔵「花の露」が手掛けた、こうじ菌を使ったレモン味の発泡酒「レモネーゼ」にダイダイ果汁を加えた1杯です。優しい爽やかさのサワーで、いくらでも飲めそうです。
ほかには住吉酒販限定販売のクラフトビール「住吉IPA」(同648円)も人気だそうです。さらに「田中六五」、杜の蔵(久留米市)の「独楽蔵(こまぐら)」(各594円)など、この店ならではのおいしい日本酒が楽しめます。 ほうじ茶や水出し緑茶(各324円)、有機みかんジュース(432円)など、アルコール以外のドリンクもこだわりのラインアップです。
さらに店の厨房で作られる総菜がとにかく美味です! だしの風味豊かな「鯛出汁(だし)プリン」(432円)、野菜の食感が生きた「寄せがめ煮」(270円)、すっきりした梅酢で漬けた「糸島野菜のピクルス」(270円)など、和と洋が調和した品がショーケースに並んでいます。
住吉酒販の庄島健泰社長は「食材はもちろん、調味料に至るまで本当においしいものだけを厳選した上で、手間を惜しまず作っています」と話してくれました。化学調味料を使わず、だしをしっかり効かせて塩分は控えめ。素材の味がすなおに伝わる品ばかりです。量と価格も絶妙で、「食卓の1品に」とテークアウトするご近所のファンが多いというのもうなずけます。
「極上出汁」(270円)もぜひ味わってほしい1杯です。最上級とされる北海道礼文町香深産の天然利尻昆布と、名だたる料理人が認める鹿児島県枕崎市産のかつお節の、優しくて深みのあるハーモニー。今回、締めのスープのつもりで注文したのですが、味わううちにもう1杯お酒を飲みたくなって…(笑)。香りも最高でした。
店の一画には、「自然と共存しながらきちんと作られた」(庄島さん)という全国から選ばれた調味料やだしの素材も並んでいます。
ひとり飲み以外にも、調味料やお酒を調達しに、時々のぞきに来ることになりそうです。 ★今夜の会計★ チャージ/なし ドリンク/住吉レモンサワー 648円 フード/鯛出汁プリン 432円 寄せがめ煮 270円 糸島野菜のピクルス 270円 合計1,620円
住吉酒販 六本松421店
住所:福岡市中央区六本松4-2-1 2階 六本松 蔦屋書店内 電話:092-406-7258 営業:12:00~21:00(L.O.20:00) 無休
施設名:住吉酒販 六本松421店
住所:福岡県福岡市中央区六本松4-2-1
営業時間:12:00~21:00
定休日:無休
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。
アクセス:六本松駅から73m
※情報は2019.6.28時点のものです