米ハワイアン航空は28日、福岡―ホノルルの直行便を11月26日(現地時間)から運航開始すると発表した。機材はエアバスA330(278席)を利用し、週4往復運航する。
福岡発は、月、水、土、日の午後7時55分に出発し、同日午前8時45分にホノルル着。福岡行きは火、金、土、日の午前11時50分にホノルルを出発し、翌日午後5時55分に到着する。 ハワイアン航空のホノルル便は2014年6月に撤退して以来、約5年半ぶりの復活となる。
福岡市で28日に開いた記者会見で、テオ・パナジオトゥリアス上席副社長は「撤退時とは市場環境も大きく変わった。就航するからには長期で運航したい」と抱負を述べた。宍戸隆哉日本支社長は「国内は他都市でも高い搭乗率を維持しており、福岡便でも9割超を目指したい」と話した。来年夏のピークシーズンには、増便する計画という。 福岡―ホノルル線は、米デルタ航空が5月に撤退し、九州とハワイを結ぶ直行便は8年ぶりにゼロになっていた。福岡空港を運営する福岡国際空港(FIAC)は「ホノルル線の存続は喜ばしい。協力していただいた福岡県などにも感謝したい」とのコメントを発表した。 =2019/06/29 西日本新聞=