市営地下鉄薬院大通駅そばのスコーン専門店。
「スコーンで季節を表現する」をコンセプトに、店長の尾上すみれさんが手作りしたスコーンが並びます。店名の「ルスカ」は、フィンランド語で「秋の紅葉」の意味。「自然や季節の良さをスコーンで表現したい」という思いを込めて名付けたといいます。スコーンには、尾上さんのそんな思いと季節の味がギュッと詰め込まれています。
長崎県出身の尾上さんは、小さなころから「お菓子作りが大好き」だったといい、福岡県で製菓の専門学校に通い、卒業後は、ベーカリーカフェで特に得意だったスコーンやマフィンを焼いていたそうです。その後、ビストロ勤務や飲食店へのスコーン卸販売をしていたところ、評判を聞きつけたオーナーの目に留まり、このスコーン専門店が誕生したそうです。
尾上さんは、小麦粉をこね過ぎずに手で成形して焼き上げるので、口の中でほどけるような食感が楽しめるのが特徴。常連客は「ほろほろ、しっとり」と口をそろえるそうです。「パサパサした食感が苦手でスコーン嫌いだった人が、(ルスカをきっかけに)スコーンが好きになったと言ってくれたこともあります」と笑顔を見せます。
常時5種類のスコーンを販売。九州産の小麦や塩を使った定番の「プレーン」(税込み324円)のほか、長崎県産の抹茶を使った「長崎抹茶」(378円)、チョコレートがゴロゴロと入った「チョコチップ」(同)、茶葉のほのかな香りが人気の「アールグレイホワイトチョコ」(同)などをそろえています。 そのうち、1、2種類は季節の食材を使った期間限定品。9月ごろまでは、生地にレモンピールを混ぜて表面にレモン果汁入りのアイシングを施した「レモン」(378円)が楽しめます。
店内奥には個性的なデザインの特注テーブルとイスが並んだイートインスペースもあります。ドリンクは、福岡市東区の「ポップコーヒーズ」のオーガニックのコーヒー豆を使った「水出しコーヒー」(453円)、うきは市の茶葉を使った「有機紅茶」(ホット、アイス各486円)のほか、「八女のはちみつラテ」(ホット、アイス各594円)などをそろえています。 尾上さんは「生産者の思いに寄り添い、素材の良さをスコーンやドリンクを通して発信していきたい」と話してくれました。季節の良さが凝縮されたスコーン、ぜひ味わってみてください。 【DATA】 座席…14席 平均予算…イートインで約800円 個室…なし 駐車場…なし
Ruska Cafe and Scones
住所:福岡市中央区薬院3−12−22 美山ビル1階 電話:092-707-2755 営業:12:00〜18:00 水曜休
施設名:ルスカ コーヒー アンド スコーンズ (Ruska Cafe and Scones)
住所:福岡県福岡市中央区薬院3-12-22
営業時間:12:00〜18:00
日曜営業
定休日:水曜
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。
アクセス:薬院大通駅から221m
※情報は2019.7.4時点のものです