煩わしい子どものLINE(ライン)連絡! 昭和生まれの母モヤつく

 私が育った昭和の時代には、名簿や連絡網がありました。友だちに連絡したいときには、クラス全員の電話番号と親の名前が記された名簿を見て、ドキドキしながら電話をしたものです。今や時代は令和になり、いろいろ便利にはなりました。でも子ども同士の連絡手段については、昔の方が良かったと思ってしまうのです。

目次

イマドキの連絡方法はLINE?

出典:iStock.com/JuditaJurkenaite

 今は個人情報保護の時代。学校から連絡網や名簿が配られることはありません。代わりに学校からの連絡は、保護者それぞれにメールやLINE(ライン)で届くようになりました。伝言ゲームのように連絡事項を伝えていた連絡網時代に比べると間違いなく情報が伝わるし、連絡を回すために電話をかける時間も気にしないで済むので、とても便利だと思います。

 けれどもその反面、子どもの友だちの連絡先が知りたくても自力で入手するしかないのが結構不便。というのも私は仕事をしているので、懇談会などの学校行事にはほとんど参加できません。つまり友だちの連絡先を入手するチャンスがほとんどないのです。

 ちなみにわが家はおばあちゃんが家にいることもあり、小学1年生の頃から子どもの集まる場所となっています。おばあちゃんがいるとはいえ、家で遊んでいる最中に何かあったらと考えると、相手のお家の電話番号くらいは知っておきたいですよね。

 そこで私は、遊びに来てくれた友だちに、私の連絡先を書いたメモを渡すようにしました。するとたいていの親御さんが、連絡先交換のためにメールやLINEを送ってくれるのです。

 しかし、ただ1人だけ、どうしても連絡先を教えない子がいました。家に遊びに来始めた頃、何回か私の連絡先を渡したのですが、その度に
 「なくした」とか
 「電話しちゃいけないと言われてる」などと言うので、まぁいろんな家庭があるからね、と深追いしないでおきました。

 しかし先日その子が「これで連絡して」とその子自身のLINEアカウントを教えてくれたのです。

連絡先を教えたら大変なことに!

出典:iStock.com/kokoroyuki

 いやいや、私はあなたに何かあったときにお家の人に連絡したいのであって、あなた自身とつながっても仕方ないのだけど? そう思いましたが、ないよりはマシかもとLINE交換しておきました。

 それからというもの、その子から頻繁にLINEが届くようになりました。
 「今日の宿題教えて」とか
 「明日体育あったっけ?」とか、うちの子に向けての質問を私に連絡してくるのです。

 うちはまだ子どもにスマホを持たせていないので私に送るしかないのですが、それにしてもメッセージの内容が「自分でちゃんと連絡帳に書きなさい!」と言いたくなるようなことばかり。昔なら友だちに電話で聞こうとしても、どうしても親の耳に入りました。そして
 「今日も友だちに聞かないと分からないの?」なんて怒られるのを避けるため、必死で連絡帳に書くようにしたものです。  

 しかし今は自分のスマホで自分だけのLINE。家の人には気付かれることなくこっそり聞けるのが良いのか悪いのか…。  いくら私が注意してもどこ吹く風で、今日もLINEを送ってくるイマドキの子。LINEに届いたかわいいパンダのスタンプを眺めながら「昔の方が良かったなぁ」と思ってしまう私なのでした。

(ファンファン福岡一般ライター)

あわせて読みたい
大誤爆!ママ友の秘密、グループを間違えてLINEしちゃった!  今やママ友との連絡手段といえば、LINEが主流ですが、「今送ったメッセージを削除したい…」と後悔したことはありませんか? 誰もが経験したことがある誤送信。これはまだ送信取り消しの機能が無かった時の話。あの時に、この送信取消機能があれば… と思い出さずにはいられない、LINEの誤爆事件についてお話しましょう。
あわせて読みたい
「LINEの使用を禁止します」園長先生の一言にママたちは…  いまやママ同士の連絡手段として欠かせないLINE。便利な反面、揉めることもしばしば。わが子が通う幼稚園ではこんなトラブルがありました…。
あわせて読みたい
絶対ママ友にはなりたくない! 同僚の大量の愚痴LINEにゲッソリ  結婚をして知らない土地へ嫁いできた私は、友達や知り合いがいませんでした。そんな時、職場で仲良くなった派遣社員さんがいます。初めてできた友達を大切にしたいと思っていましたが、彼女は遠くへ引っ越してしまいます。そして、引っ越し後、彼女の変貌に私はうんざりしてしまうのです。

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

ファンファン福岡(fanfunfukuoka)は、街ネタやグルメ、コラム、イベント等、地元福岡・博多・天神の情報が満載の街メディア。「福岡の、人が動き、人を動かし、街を動かす」メディアを目指しています。

目次