こんにちは。福岡市のファイナンシャル・プランナー(FP)白浜仁子(しらはまともこ)です。 今回は「お金の使い方」で見えてくる、結婚すると大変かもしれない相手の特徴について考えてみましょう。
恋愛中に確認したい金遣いの特徴三つ
「恋愛と結婚は違う」なんてよくいいますが、私はそうは思いません。 なぜなら「好き→付き合いたい→結婚したい」をたどるのは自然な感情だからです。一方で「金の切れ目が縁の切れ目」ということわざがあるように、お金が原因で、好きだった気持ちが急にうせてしまうこともあるでしょう。 結婚後、お金の問題が浮上してけんかが絶えなかったり、離婚につながったりすることも多いので、「恋愛と結婚は違う」と言われるのでしょう。でも付き合っている時に、突っ込んだお金の話をすることはあまりないでしょうから、仕方ないことかもしれません。 ただ、意識をしておくと気付けることもあります。今回はお金の面から、恋愛中に確認しておきたい三つのポイントを紹介します。
①お金を「ちょこちょこ使う」タイプか
デートをするときに、ちょこちょこお金を使う人だと感じることはありませんか。例えば、すぐコンビニでジュースやアイスを買う、通りがかりの店でちょっとした雑貨、洋服、靴などを買うなど。いわゆる「衝動買い」です。この意味を調べると、「よく考えもせず、その場の欲しいという気持ちだけで買ってしまうこと」(Weblio辞書より)とあります。目的外の買い物が多い人は、お金の管理がルーズになる傾向があるので注意が必要です。
②サプライズやご褒美が好きなタイプか
サプライズでプレゼントをもらえるのはうれしいものです。ただ、何かと記念日が多く、豪華な食事やアクセサリー、バッグなどを頻繁にもらっているなら危険信号です。理由をつけては自分にご褒美の買い物をするような人も同じです。だんだん出費が増え、たとえ貯金をしていても、「たまってもすぐ使ってしまう」サイクルにはまってしまう可能性があります。
③エコ意識のないタイプか
ペットボトルはリサイクルに出す、本は古本屋へ持っていく、などのエコ意識もチェックしましょう。「節約」とか「もったいない」をどのくらい感じている人なのかが分かります。1人暮らしをしているのなら、冷蔵庫の中もヒントになります。肉や野菜、調味料があって自炊をしている雰囲気を感じられるか、賞味期限切れの食材ががたまってないかなどです。エコ意識が高ければ、買いっ放しが少なく物を大切にする人なので、お金も無駄に出ていかない傾向があります。 以上が、お付き合いをしているときに気を付けたい三つのポイントです。 他にも、お金に対する価値観を共有できるかも大切です。これらの特徴で全てを判断できるわけではありませんが、何かしら見えてくるものはあるでしょう。
高収入の相手なら大丈夫とは限らない
「家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯調査)平成30年」(金融広報中央委員会) ▼mymo公式ページの関連記事 「お金がたまる夫婦」と「たまらない夫婦」の違い、特徴を実例で紹介えっ!結婚してから夫の手取りが16万円だと知りました
結婚を考えるならお金のことも話し合える関係がいい
筆者はFPの仕事を通じて、人には二つの性格があると思うようになりました。一つは俗にいう性格で、もう一つはお金を使うときの性格(金格?)です。 相手の「金格」を知れば、早い段階から一緒に改善していくという方法がとれます。もちろん、あなた自身についても客観的にチェックする必要があります。ついつい無駄遣いをしてしまって貯金がなかなか増えない、などという人は、マネーセミナーに参加するなどして2人でお金のことを話し合う機会を設けると、少しずつ意識が変わり、素敵な未来が近づいてくるのではないでしょうか。