福岡市中央区薬院の静かな住宅街に7月にオープンしたイタリア料理レストラン「Osteria Falco(オステリア ファルコ)」。オーナーは茨城県出身の一毛直樹さん、シェフはイタリアでの修業経験もある福岡県出身の植田雄介さん。東京の飲食店で一緒に働いていた2人が意気投合し、植田シェフが福岡に戻るのをきっかけに、一毛さんも福岡へ移住してこの店をオープンしたといいます。
「Falcoはイタリア語で鷹という意味。シェフが熱烈なソフトバンクホークスファンなんですよ」と一毛さんは笑います。
看板メニューは、バラエティー豊かな肉料理を味わえる“肉の前菜”。「肉前菜盛り合わせ5種」(1人前税込み972円 ※写真は2人前)は、豚肩ロースの自家製ハム、豚のテリーヌ、鶏むね肉で燻製(くんせい)チーズを巻いたインボルティーニ、白レバーのパテ、パルマ産生ハムなど。調理法も風味も多彩な肉料理が華やかに盛られています。どれも軽く楽しめるものばかりです。
合わせるワインは全てイタリア産で、グラスワインが昼は1杯540円、夜は同756円~と手頃な価格で用意されています。 アルコールが苦手な人には、自家製のフルーツシロップに穀物酢や白ワインビネガーを注いだドリンク「フルーツビネガー」(594円)がおすすめ。さっぱり爽やかで甘すぎず、料理にもマッチします。しかも見た目がフォトジェニックなので女性に人気です。 「レモン」「焼きリンゴはちみつ」「グレープフルーツ」はフルーティーさが、「ミニトマトバジル」は野菜のうま味が際立ち、「こんなフルーツビネガー初めて」と驚く人が多いそうです。秋はナシなどを使った新メニューを提供する予定といいます。
オーナーのふるさと、茨城県で有名な醸造所「常陸野(ひたちの)ネストビール」のクラフトビールは、福岡ではなかなか目にできない品です。「茨城の農家“Ayumu Agri(アユムアグリ)”から直送してもらう野菜など、故郷の素材を使うことが多いんです。今後も福岡の皆さんにおいしさを紹介していきたいですね」と一毛さんは話します。
ハンバーグやパスタ、フライドポテトなどをワンプレートにのせた「お子様ランチ」(900円)もあり、手打ちのパスタも評判。ファミリーでも利用したいカジュアルなレストランです。
【DATA】 座席…16席 平均予算…昼1,200円 夜4,500円 個室…なし
Osteria Falco
住所:福岡市中央区薬院伊福町11-1 KAZビル2階 電話:092-523-8502 営業:11:30~14:30(L.O.14:00)、17:30~23:00(L.O.22:00) 月曜休
※情報は2019.9.2時点のものです