ゆりやんレトリィバァさんが福岡でレギュラー番組！　会見の様子レポ

2022年7月14日

　RKB毎日放送（福岡市早良区）の新番組「ほっとけない！TV」。番組ホストの1人、ゆりやんレトリィバァさんが、10月8日のスタートを前に福岡で制作会見に臨みました。その様子をレポートします。

　ソニーミュージック（東京都千代田区）と吉本興業（大阪市中央区）、RKB毎日放送がタッグを組み、毎週火曜深夜に放送するドキュメントバラエティー。初回は10月8日（火）深夜24時55分スタートです。　「九州でくすぶっているエンタメ人材の再生と新たなスターを発掘する」をコンセプトに、お笑いユニット「ザ・プラン9」のリーダー・お～い！久馬さんとゆりやんさんが屋台を舞台に、大将と常連客に扮して“人材”のサポートをします。

　自薦、他薦、視聴者からのクチコミを手掛かりに九州を拠点にしているタレントや一般人が屋台に招かれ、2人からさまざまな質問やムチャぶりを受けます。それをもとに2人が「もっと売れるためにはどうしたらよいか」と好き勝手にプロモーションプランを考えたり、ダメ出ししたり、課題を与えたりして、スター育成を目指す番組です。　プロデューサーを務める和田有加さんは「九州では昔から活動していたのに、上京をきっかけにブレークする人が多いのが現状。九州では芽が出ないで、原石が埋もれたままになっているのがもったいない！」とこの番組を企画したと言います。

　ロイヤルブルーのドレスに身を包んだゆりやんさんが登場すると、大きな拍手が起こります。あいさつを促され、マイクを手に取り一言。　「こんにちは、広瀬すずです」　定番の（？）あいさつに一同大爆笑。場の雰囲気が一気に和みます。続けて「すみません、広瀬すずじゃないです。…アリスです」と重ねるゆりやんさん。あっという間に会見の会場が劇場に早変わり。ゆりやんさんは2分ほどボケ続けた後、ようやく席に座ってくれました。

　福岡でのレギュラー番組は初めてというゆりやんさん。「そうなんです、出身地でもないのにこうやって大きな番組を持たせてもらえて。あっ、私の出身地はNYC（エヌワイシー）なんですけど。…奈良県吉野町です」。ニューヨークシティーではないんですね（笑）。　福岡の印象については「先輩たちからステキな場所だよとよく聞いていたのですが、先日ライブで来た時にお客さんが本当に優しくて…すみません」と泣きまね。顔を上げると二重まぶたになっているというおなじみの芸も披露してくれました。　番組について聞かれると「埋もれている人たちがどうやったら売れるか、盛り上げるためにアドバイスしていきます。私もまだ、人にアドバイスできるような立場ではないけど、こうやってホステスさんの格好もしているので（笑）。頼っていただけるように」　ゆりやんさんや久馬さんが“再生”させるグループとして、番組のもう一つの顔となる「10神ACTOR（テンジンアクター）」が登場すると、ゆりやんさんも「イケメンやなあ！」と盛り上げます。

　“10人組演技派エンタメ集団”として福岡で活動する男性グループで、2014年に九州出身・在住者で結成されました。「5年たっても全然売れない！」と嘆く彼ら。所属するソニーミュージックからは「前代未聞の赤字グループだ」と言われているそうで、「今年1年が本当に勝負の年なんです。久馬さんやゆりやんさんの力を借りて、なんとしても売れたい！」と意気込みます。　司会がゆりやんさんに「10神ACTORの印象はどうですか」と聞くと、不機嫌な顔でぐいっと前に出て「ほんまに売れたいんか？　ほんまに売れたいんやったら、私のLINE（ライン）を聞いてこんかい！　誰も個人的に聞いてこうへんけどなあ、抜け駆けしてでも聞くもんや」。

　思っていたのと違う回答に会場中が大爆笑。「そういうやり方で売れるんですか！？」と10神ACTORのメンバーが突っ込むと、「私はもう上の人と連絡とか取ってますので」とゆりやんさん。まさかそんな…という雰囲気の中、間髪入れずに「マンションの上の人です」。　メンバー一人ひとりが自己紹介をするくだりで「ものまねの数は地球上にいる人の数」という自己紹介をした馬越琢己（まごし・たくみ）さんのことがゆりやんさんは気になったようで「何かやってみて」と振ります。

　ノリノリの馬越さんを見てメンバーは「大丈夫か」と口ぐちに心配するのですが、「では恋のから騒ぎ（2011年まで放送されていたバラエティー番組）の登場シーンの曲をやります！」と声高々に歌います。　若干微妙なものまねに、ゆりやんさんは「えっと…さすが演技派集団やなと思いました！」とフォロー。さらには他のメンバーやゆりやんさんまでも巻き込んでのものまね大会に突入してしまい、番組開始前ですでに抜群のチームワークを見せます。しかし、収集がつかなくなって、ゆりやんさんが「いやまだみんなのキャラを生かしきれてないわ。あの…色々見直していこう！」ときれいにオチを付けたのでした。

　和田プロデューサーは「会見からも感じられたと思いますが、この番組にきっちりした台本はありません。アジアで活躍できるスターを生み出すために、バラエティーかつドキュメンタリーの番組を作りたいと思います。計算し尽くされた演出ではなく、リアルな反応を大切にしていきたいので、視聴者のみなさんにも参加してもらいたいです」と言い添えました。