野菜や水にこだわった体に優しい隠れ家イタリアン【La Terra】

 地下鉄七隈線金山駅から徒歩約3分。路地を入ると看板さえも埋もれそうなほど緑いっぱいに覆われたエントランスが目印の、隠れ家のようなイタリアンレストラン「La Terra(ラ・テッラ)」(城南区七隈)。木の扉を開けると、正面に鎮座する大きな石窯や野菜の水耕栽培棚などが目に飛び込み、食への期待感を高めてくれます。

出典:ファンファン福岡

 イタリア語で「大地」を意味するこの店のコンセプトは「体に優しいイタリアンを光・水・香りの中で」。昼は大きな窓から差し込む太陽光、夜はしっとりと間接照明と石窯の火が照らしてくれます。イタリアから輸入した石窯内部のゆらめく炎を時折眺め、薪の香りを味わいながら一杯楽しめるカウンターは、この店の特等席ともいえそうです。

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 「実はこの建物は元写真館で私の父が営んでいました。だから天井が高くて空間にゆとりがあるんですよ。天井に吊るしているのはイタリア製のアンティークシャンデリアです」と話してくれるのはオーナーシェフの椎山良一さん。

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 エントランスの緑のほとんどが自家栽培しているハーブ、現在チャレンジ中という野菜の水耕栽培も「安心安全なものを」という椎山さんのポリシーが現れています。

出典:ファンファン福岡

 料理や飲料水にはpH8前後のアルカリイオン水を使用し、パスタは酸性イオン水でゆでるなど「体に良くてよりおいしい料理作り」へのこだわりは尽きません。  福岡市内の有名イタリアンで修業し、石窯を使った料理を提供したいと独立して2009年9月にオープン。今年、10周年を迎えました。  「実はオープン当初は石窯料理がしたいというだけで、ピザはメニューにありませんでした。しかしイタリア料理、しかもイタリアの石窯があるのにピザはないの? というお客さまの声に背中を押され、ピザを提供するようになりました」と椎山さんは笑います。

出典:ファンファン福岡

 「こういう料理がしたかった」という自慢の石窯料理が「季節野菜の石窯焼き」(税込み1,078円)。石川県の無農薬農園から仕入れる野菜や、旬によって変わる10~12種類の野菜にパルマ産の生ハムをのせ、塩、オリーブオイル、パルメザンチーズをかけて石窯で焼くだけというシンプルな調理ですが、窯の強い遠赤外線効果で野菜本来のうまみが凝縮されて、驚きのおいしさに。生ハムの塩気もあり、ついつい赤ワイン(グラスワイン660円~)がすすみます。

出典:ファンファン福岡

 ピザは、クラストが薄くパリッとしたローマ風と、ふかふかもちもちのナポリ風の2種類から選べます。注文を受けてから伸ばす生地には天然酵母を使い、さらに何種類もの小麦をブレンドして「今もベストの配合を研究中。ピザは奥が深いですね」と話してくれました。

出典:ファンファン福岡

 人気のローマ風「ピッツァ・マルゲリータ」(1,650円)は、イタリア産の水煮トマト、フレッシュモッツァレラチーズ、パルメザンチーズを生地の上にたっぷりのせて焼きます。ローマ風なら2、3分で焼き上がるそうですが、角度を変えながら全体に火を通すのは手間と労力が必要です。

出典:ファンファン福岡

 石窯で焼いたピザは外のサクッと感と具のジューシー感のバランスが絶妙で、これはやはりビールと合わせたいところです。椎山さんのおすすめは、コクとフルーティーさが際立つクラフトビール「グランドキリンIPL」(Mサイズ880円)。まろやかさがクセになるイタリアの瓶ビール「モレッティ」(770円)も女性向けでよく出るそうです。

出典:ファンファン福岡

 ピザはテークアウトもできます(別途箱代130円)。近所の人などは自宅から皿を持参して持ち帰るらしく、そんなアットホームな関係性もいいですね。こだわりを随所に光らせながらも、気軽に楽しめる。それが同店の一番の人気の秘密なのかもしれません。

出典:ファンファン福岡

 椎山さんは最後に「ワインと楽しめるイタリアンおせちを受け付け中です」と教えてくれました。

<今夜の会計> チャージ…330円 グラスワイン(赤)…660円 クラフトビール「グランドキリンIPL」…880円 季節野菜の石窯焼き…1,078円

ラ・テッラ

住所:福岡市城南区七隈4-1-9 電話:092-834-7793 営業:11:00~L.O.13:30、18:00~L.O.22:00 第三火曜・毎週水曜(12月は変則的なのでブログで確認を)

※情報は2019.11.14時点のものです

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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