食中毒予防のポイントをしっかりおさえておきましょう
肉はしっかり加熱して食中毒予防を
牛や鶏、豚など動物の体の中には食中毒菌が生息していて、解体処理する時に菌が肉の表面に付着することがあります。菌が付いた肉を十分に加熱せず食べると、食中毒になるおそれがあります。 食中毒の原因となる細菌やウイルスなどの病原体は熱により死滅するので、十分な加熱により食中毒を防ぐことができます。以下の予防のポイントを知って、安全においしく食べましょう。 <食中毒予防のポイント> ・生肉を触った後は手をよく洗う ・調理器具は肉用とその他用に分ける ・生肉を扱う箸やトングと、食べる箸は分ける ・肉は中心部の赤みが消えるまでしっかり加熱する (75℃以上の熱で1分以上が目安) ・生肉に触れた付け合わせの野菜もしっかり加熱する
ひき肉調理品や加工肉は特に注意!
ハンバーグやメンチカツなどの「ひき肉調理品」、骨の周りから削り取った端肉や内臓肉を結着して作った「成形肉」、金属刃などを使って肉の筋や繊維を切断して肉を軟らかくした「テンダライズ処理の肉」は、内部まで食中毒菌が入っている可能性があります。火が通っているかどうか、肉汁や断面の色できちんと確認しましょう。
福岡市ではカンピロバクター食中毒が多発しています
近年、鶏刺しや鶏たたきなど加熱不十分な料理を食べて「カンピロバクター食中毒」になるケースが多くなっています。病気に対する抵抗力が弱い子どもや高齢者は症状が重症化しやすいので特に注意が必要です。
福岡市保健福祉局生活衛生部食品安全推進課 電話:092-711-4277