セアカゴケグモを見つけても絶対に触らないで!
特定外来生物のセアカゴケグモに注意
セアカゴケグモは、もともと日本に生息していなかった毒グモです。福岡市内では2007年に東区で初めて発見されました。繁殖力が強いため、生息域が拡大しており、現在では市内のどこで見つかってもおかしくない状況です。 セアカゴケグモは毒を持っていますが、おとなしい性格で、自ら攻撃することはありません。しかし、かまれることもあるので見つけても素手で絶対に触らないようにしましょう。 特徴は背中とおなかの赤色模様。側溝のふた、ベンチの下、エアコン室外機の下、外に置いている靴やサンダルの中など、屋外の暖かい場所の物陰、隙間を好みます。 セアカゴケグモは、軍手やビニール手袋を着用し、市販の家庭用スプレー式殺虫剤(ピレスロイド系)を吹きかけるか、靴で踏みつぶして駆除できます。 <セアカゴケグモ(メス)> ・全体はツヤのある黒色 ・背中に帯状模様、おなかに砂時計模様 ・おしり側が丸くて大きい ・成体(メス)は体長約1cm ・足の長さを含めると3~4cm
日頃から注意しておきたいこと
・庭の手入れや掃除をするときは、軍手やビニール製の手袋、靴下を着用する ・屋外に出しっぱなしの靴やサンダルを履くときは、中にクモが入っていないか確認する
かまれたときはすぐに洗って、急いで病院へ
セアカゴケグモにかまれると痛みを感じ、かまれた所が赤くなります。発熱、吐き気、頭痛の症状が出ることがあり、高齢者や子どもは重症化するおそれもあります。かまれてしまった場合は、かまれた場所をすぐに水や温水で洗い流し、できる限り早く医療機関で医師の診察を受けましょう。
問い合わせ:福岡市保健福祉局生活衛生部生活衛生課 電話:092-711-4273