今年も大盛り上がり! ホークス「ファンフェスティバル2019」リポート

 プロ野球・福岡ソフトバンクホークスのファン感謝祭イベント「ファンフェスティバル2019」が11月24日に開催されました。36,148人(球団公式発表)が来場し、にぎわいを見せたイベントの様子をリポートします。

出典:ファンファン福岡

 「日本一祝賀パレード」から福岡ヤフオク!ドームへ戻ってきた選手たちが、集まったファンの前に姿を現したのが午後1時。まずは工藤公康監督がステージ中央へ。ファンへの感謝と日本一の報告を改めて伝え、「われわれの目標は常にリーグ優勝での日本一です。秋のキャンプで選手たちはたくさんバットを振って、たくさん走って体力づくりをしました。来年こそは優勝して日本一になれるよう頑張ります」と力強く宣言しました。

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 オープニングセレモニーの花形(?)、開会宣言に指名されたのは甲斐野央投手。1年目ながら65試合に登板し「勝利の方程式」の一角を担ったルーキーの登場に場内が湧きます。突然の指名にちょっと気が進まなさそうな顔をする甲斐野投手。球団が用意したカンペを凝視しながら“棒読み”であいさつすると、先輩たちから「それだけ?」とやじられる場面も。

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 オープニングセレモニーが終わるとホームベース付近で開かれるステージイベントをはじめ、さまざまな場所に選手が散っていきます。

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 今年も例年通りチーム戦で「ホワイトホーク」と「レッドホーク」の2チームに選手が分かれ、各アトラクションでポイントを競う形式です。

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 ステージイベントで最初に行われたのは「九州移転30周年クイズ」。レッドホークからは千賀滉大投手、高橋純平投手、高谷裕亮選手が登場。対するホワイトホークは石川柊太投手、松田遼馬投手、高田知季選手です。

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 クイズ自体は簡単ですが、フラフープを回し切った順や“馬”に乗ってゴールした順に回答権を得られるといった内容に選手は四苦八苦。千賀投手はフラフープが全然回せず観客からも笑いが起こっていました。一番に回し切った石川投手は自信満々にマイクの前へ。見事正解し、ちょっぴりドヤ顔の石川投手でした。

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 外野席側では、サイン会やハイタッチ会、写真撮影会が行われていて、全選手が代わる代わるブースへ入ります。予定になかったというサイン会を急きょ実施したのは、今季限りで千葉ロッテマリーンズへFA移籍を決めた福田秀平選手。この時点では去就が未定だったこともあり、「福ちゃん行かないで」「どこに行っても応援するけん」という声が飛び交っていました。

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 観客(主に女性陣)から黄色い悲鳴が上がった「タカガールズコレクション supported by TGC」は、本家・東京ガールズコレクションとコラボした企画。本物のモデルと一緒に高橋純平投手や釜元豪選手、周東佑京選手、川原弘之投手がランウェイをかっこよく歩きました。

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 ホークスのファンクラブ会員で、事前に「奪Sh!プレミアムチケット」を抽選で獲得できた人のみが、選手と一緒にデザートビュッフェを楽しめるプランへも潜入してきました。

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 毎年大人気のプランで、2回に分かれ各回定員50人と希少なチケット。価格は3万5,000円と少々お高め?ですが、憧れの選手と歓談でき、ステージイベントやグラウンドイベントを間近で見られる権利や選手サイン会への参加権利などさまざまな特典が付いています。

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 ビュッフェ会場のスーパーボックスラウンジへ向かうとちょうど2回目が開催中でした。内川聖一選手、柳田悠岐選手、川島慶三選手、甲斐拓也選手、千賀投手、高谷選手がそれぞれテーブルに着き、楽しそうに話しています。

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 ファンからの質問に答えたり、ケーキをサーブしたりと野球をしている時とは違った表情を見せていました。

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 ラウンジを出るとグラウンドではほぼ全員が集合し、「アプローチ対決supported by ゴルフダイジェスト・オンライン」が開始されていました。  ホームベース付近から外野得点エリアに向かって、光るLEDゴルフボールでアプローチし、ゲームの野球盤のように入った得点数で競う競技です。和田毅投手や東浜巨投手らが挑戦し、悪戦苦闘する姿に、選手も大笑い。

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 続く「目指せ完全制覇!バットコントロール対決」ではホームベース付近からトスバッティングで15枚の的を狙い、100秒間に射抜いた数を競います。  甲斐選手が一生懸命狙いますが、なかなか抜けずに疲れていく一方。弾道がだんだん下がっていき、味方からは愛のあるやじが飛んでいました。

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 そして今年のメインイベントともいえる「九州移転30周年スペシャル企画!ホームランダービー」では長谷川勇也選手や内川選手、松田宣浩選手がさすがのバッティングを見せ、観客から歓声が上がっていました。松田選手は「今日は『熱男』をすると時間がかかってしまうので、封印!」と宣言していたにもかかわらず、1本ごとに「熱男ー!」で場内を盛り上げ、さすがのお祭り男ぶりを発揮していました。

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 そして今回、このイベントを一番盛り上げたのは千賀投手、森唯斗投手の2人ではないでしょうか。金属バットで参戦し、いい音を響かせながら外野スタンドへボールをイン。メジャーリーガーばりのフルスイングでかっ飛ばしていました。

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  千賀投手は「朝からこのために早出して練習しました」と満足げ。バッティングピッチャーを務めた川島選手は「練習のために、先輩なのに呼び出されたんですよ」と千賀投手の弁にのってひと笑い取っていました。

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 最後はファイナルセレモニーで締め。1年間を戦い抜いた選手たちへ、各企業や自治体から賞品が贈られました。さらに来年2月29日(土)から、球場名が「福岡PayPayドーム(略称:PayPayドーム)」に変更することが発表され、公式アンバサダーとして今宮健太選手と高橋純平投手が就任。CMでおなじみのリズミカルな「ぺいぺい」ソングが流れだし、一瞬両選手が踊るのかと思いましたが、残念ながらダンスはありませんでした。

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 「ソフトバンクホークス誕生15周年」の記念イベント「=HAWKS15thデー(イコール ホークスデー)」が2020年に実施されることも発表され、そのために作成された特別ユニフォーム「=HAWKS15thユニフォーム」をまとった松田選手が登場。  ホークスのホームユニフォームとビジターユニフォームが融合されたスタイリッシュなデザインです。来季予定されている「=HAWKS15thデー」の5試合で選手が着用します。

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 そしてファイナルセレモニーの締めは、毎年恒例となった選手によるダンスパフォーマンスです。オープニング時に急きょ指名を受けた高橋礼投手、甲斐野投手、周東選手、椎野新投手、栗原陵矢選手の5選手が、フェスティバル中になんとか覚えたという、2019年の大ヒットソング「パプリカ」を踊ります。

出典:ファンファン福岡

 笑いを交えつつ、それぞれの個性が出た完成度の高いダンスに先輩たちも満面の笑み。大きな拍手が送られました。5選手は恥ずかしかったのか、ダンス終了とともにそそくさとステージを下りていましたが、ぜひまたどこかで披露してほしいと思います。

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 最後は2019年の選手会長を務めた柳田選手がしっかりとしたあいさつで終了…かと思いきや「ちょっと待ったー!」の声が。

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 なんと開会宣言を務めた甲斐野投手が「オープニングでは失敗したので」と乱入。タレントのIKKOさんのモノマネで、手振りも交えて「2019~! ファンフェスティバル、終わり~!」。

出典:ファンファン福岡

 高い完成度のモノマネにファンだけでなく選手も大爆笑! 大笑いの内に2019年のファンフェスティバルは幕を閉じました。  今季の激闘を思い出しつつ、2020年のホークスの活躍も楽しみになる、ファンにとってはうれしい時間となりました。

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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